タイトルの「U2」に惹かれて見た2005年制作のメキシコ映画。U2というだけで見ようと思ったんだからU2はすごいなぁ。最後のコンサートシーンはちゃんとU2が出演する。
メキシコのモンタリーに住むクラウディオはこの町のサッカー場でU2のコンサートをやりたくて、お金をつくろうとマフィアのボスがやっているカジノへ行く。サッカーの試合を賭けたのだが負けてしまい払う金がなく殺されかけたとき、ボスの息子トニーがU2の熱狂的ファンで、U2を呼ぶことができたら金も返ると提案。1週間以内に結果を出さなければ殺される。
U2大好きなトニーはいかにもヤクザないかついやつだが、ボノの真似をしたお洒落で決めている。知り合いや目を付けた金持ちを訪ねるクラウディオにつきまとい、資金繰りの邪魔をしたり後押しをしたりとだんだん友情めいたものが生まれてくる。
クラウディオの恋人のグロリアも協力して話が煮詰まっていくが、トニーに悲劇が襲いかかる。
それでも1週間以内にと追いつめられ必死で権利を獲得。最後の最後にコンサートが実現する。わかっているけど、ああよかったねと一安心。U2のコンサートで映画は終る。