こんなときに読む本 それはコージー!

5日にたくさん本を送ってもらった。引っ越しなさるので不用になったとのことで、書き出してあるのを全部もらうことにした。重い箱が届いて改めて本て重いなあと思いつつ開けると文庫本57冊、ハードカバー2冊が入っていた。

ヴィク・ファン・クラブができたころに好きな人がいたドロシー・ギルマンの「おばちゃまはスパイシリーズ」と同じくギルマンのコージーな冒険恋愛小説。だれに譲ろうかと考えたが、咳と筋肉痛に悩まされているときに読み出したらおもしろくて、こんなときのコージー!と思いましたです。

それからSさんに貸していただいている、モンゴメリ「アンの思い出 上下」を読んだ。モンゴメリの最後の作品。「赤毛のアン」のファンが読んだら感涙ものだと思う。短編小説の前に詩とアン一家の会話がある。アンはお医者様と結婚して子どももいて幸福であるが、戦争で息子を亡くしている。その悲哀があって、乗り越えた家族の語らいと安らぎがあって、けっこう辛辣な短編小説がある。
わたしの感想を書けばすらっと書けるけど、これはあかんと思った。思いがたくさんある人が思いを書かなきゃいけないと思う。
もともと「赤毛のアン」のファンでないのは、読むのが遅すぎたからでだと思う。少女時代は暗い英国もので凝り固まっていたからね。大人になってから読んだから遅かった。というわけで、本書については、興味深く読んだとだけ書いておく。

それから、いただいた本の1冊、ミス・リードの「ドリー先生の歳月」がよかった。これはそのうちに書きます。