映画『ブラック・スワン』を見て思い出したバレエ映画

バレエ映画が好きだ。小学生のときひとまわり上の姉(いまつきあっている姪の母)に連れて行ってもらった『白鳥の死』でバレエに目覚めた。のちに昔の朝日新聞社の何階かにあった朝日会館で二度目を見て、主演の少女ジャニーヌ・シャラという名前を覚えた。彼女はパリで大人のバレリーナになって、自分のバレエ団を率いて日本にやってきて踊った。新聞記事を読んで行きたいと思ったものだ。

『白鳥の死』はパリのオペラ座の話で、二人のうち一人がプリマバレリーナの地位を得る。落とされたほうにはバレエ学校の生徒の熱烈なファンがおり、プリマが練習している床が外れるように細工する。床は外れプリマは大怪我をして一生踊れなくなりバレエ教師として生きることになる。なのに、応援していたバレリーナは結婚して去っていった。
少女は才能を認められるが、自分のしたことがばれるのを恐れて逃げ出す。結局捕まってしまい、自分の罪を白状する。
少女の未来のために最後は許すというストーリー。バレエシーンがすごく美しいのだ。

今日、ダーレン・アロノフスキー監督『ブラック・スワン』を見て『白鳥の死』を思い出した。『白鳥の死』をもう一度見たいものだ。
『赤い靴』は封切りで見て夢中になり何度も見た。レーザーディスクを買ってからは何度見たことか。いまもDVDでときどき見る。
今日見た『ブラック・スワン』を入れてバレエ映画の秀作は3本になった。