ほぼ毎夜「リーバス警部」とつきあい4日間で4本のシリーズドラマを見終わった。心はエジンバラに飛んでいる。観光客の入っていけない暗黒街や貧しい人たちの住む団地やクラブのシーンに、これがエジンバラ?と小説を読んでない人は驚くだろう。リーバスが行くバーも見られてよかった。これがほんとのスコットランドのバーかと感激(笑)。
小説と同じく映像のほうも暗い。ひたすらストーリーを追っていたのでもう一度見たいと言ったら相方に「こんなに暗いのは当分ええわ」と拒否されてしまった(笑)。しゃあない、翻訳のある3冊を読み返そう。
イアン・ランキンの作品はみんな長い。その1冊を2時間くらいのドラマに仕上げてあってモンクの言えない仕上がりなのがすごい。
リーバスのジョン・ハナーは見るごとに好きになっていった。シボーン警部は最初は違和感があったけど、だんだん頼りになるシボーン警部だと思えてきた。
「死せる魂」ではリーバスは悪夢に悩まされて眠れない夜が続いている。
忙しくしているところへ若いときの知り合い夫妻が訪ねてきて、行方不明になった息子を捜してほしいと頼む。リーバスは若いときにその彼女を愛していたが、母親から好かれていなかった。それで伝言を伝えてもらえなくて、待ちぼうけをくらう。それ以来の彼女なのである。
いっしょにエジンバラの街を情報を追って捜し歩き、ついに見つけたらえらいこっちゃで。二人の間も狭まっていき、リーバスは彼女の夫にバーで殴られる。