ジェーン・オースティン『高慢と偏見』は何十回目

古い岩波文庫の『高慢と偏見 上下』(富田彬訳)を大切に持っていて何十回も読んできた。紙が変色しているのでそろそろ新しいのを買おうかなと思っていた矢先に相方が「自炊」してiPad miniに入れてくれた。これからは読みやすく楽しく読書できると思うとうれしい。さっそく読みかけている。何度も読んでストーリーもシーンも頭の中にあるんだけど、また読むってなんでだろう。
いま読んでいるロザモンド・レーマン『恋するオリヴィア』(1936 行方昭夫訳 角川文庫)のヒロイン、オリヴィアの愛読書にも入っているのでうれしくなった。

映像のほうは最近見てないけど、イギリスBBC制作のテレビドラマ(1995)のDVDを持っている。これはコリン・ファースのダーシーさんが素敵だ。エリザベスのジェニファー・イーリーはエリザベスと印象がちょっと違うと最初思ったが何度も見ているうちに納得した。『抱擁』のクリスタベルがとてもよかったし。この2本で時代劇女優だなと思った。

もうひとつ、二次創作というのか、P・D・ジェイムズ『高慢と偏見、そして殺人』(羽田詩津子訳 ハヤカワポケットミステリ)を持っていてときどき読んでいる。うまく原作とつながっていて、殺人事件と納得の解決。最後はダーシーさんの妹が恋した彼と結婚するだろうという結末にほっとする。

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