今夜も過去の発掘して、明日へ

またもやツイッターから情報がもたらされた。
フォロワーさんのツイートに四谷シモンのサイトがリンクされていたので「プロフィール」を読んでいたら、1969年ごろに状況劇場の「腰巻お仙振袖火事」を見たことがわかった。新宿公演しか書いてないが、わたしが京都へ来たのを見に行ったのはたしかだ。京都大学のどこかの寮の空き地にテントを張っていたと記憶する。四谷シモンはブルーのドレスを着て登場し、学生客が食べていたうどん鉢をひったくりうどんを食べて喝采された。李麗仙と唐十郎もすごかったがシモンの洒脱な振る舞いがわたしにはうけた。

ものごころついたころから演劇(新劇、歌舞伎、文楽、すこし後から能)を見るのが好きだったが、70年代前後から旧来のものから醒めて新しいものへと変わっていった。状況劇場を見にいったのもそうだ。その後は日本維新派の芝居をたくさん見た。小劇場というのもけっこう見に行った。その結果は映画のほうが「いま」の気分だという気がして演劇から離れていった。
最近はあんなに毎日のように見ていた映画をろくすっぽ見ていない。SNSやブログが「いま」という気分である。