『アレクサンドリア四重奏』を読みたくなった

今日のツイッターに「アレクサンドリア四重奏」を読みたくなったという若い読書家のツイートがあった。思わず「早く早く読んで! 」とRTをつけてしまった。
それがね、わたしが読んだのは40年も前ですごいと思ったことしか覚えていない。いま、「ジャズ喫茶・ロック喫茶 MANTOHIHI(マントヒヒ)」という新しいサイトのためにわたしなりの「マントヒヒの思い出」を書いているんだけど、それが1971年からの話で、「アレクサンドリア四重奏」を読んだのはそれより前のことなのだ。はげしく読書に励んだ日々の記憶が蘇った。
あんなに読書したのは少女時代とあのころだ。まあいつでも本は読んでいるけど、あのころが最高やった。バタイユの「空の青」「眼球譚」、プルースト「失われた時を求めて」、セリーヌ「夜の果てへの旅」「なしくずしの死」、グラッグの「シリトの岸辺」、ジュネ「花のノートルダム」など文学志向。モーリス・ブランショとかロラン・バルトも読んだ。

また読むつもりだったからそのまま「アレクサンドリア四重奏」は置いてあったけど、つい最近、相方が読むと宣言して開いたらすごく字が細かい。結局は図書館で新しく出たのを借りて読んだようだ。
「ジュスティーヌ」「バルタザール」「マウントオリーヴ」「クレア」と4分冊だもん。1冊の本ならきっと読み返していたと負け惜しみを言っている。ああ、いまの積んどく本を早く片付けて文学書を読みたい。