デヴィッド・フランケル監督『プラダを着た悪魔』

2006年製作の評判になった映画を10年後のいま見た。当時の雑誌やネットでの評判や批評を思い出す。今日見ていてもすでに見た映画みたいで二度目に見ている印象。
地方の大学出身でニューヨークで働き成功しようと出てきた女性の物語。
人使いの荒い編集長メリル・ストリープのもとで働きだしたアン・ハサウェイは時間に関係なく呼び出され、私用も含めて用事を言いつけられる。恋人とパーティでくつろいでいても携帯に電話が入れば走り出さねばならない。まだ出版されてない本を双子の娘たちのために手に入れろ、それもすぐにという命令で走り回る。
ダサい服装をファッショナブルに変えて装わせてくれる男性が出てきたり、本の原稿を手に入れてくれる男性がいるし、運がいいんだけど、それを生かす才能やセンス、気配りがある。本だって双子のために2部コピーして、それに表紙をつけてやる配慮がある。

コーヒーを持って走るのは日常茶飯事、ステーキも持って走る。先輩の同僚は慌てて車にぶつかり大怪我、目標にしていたパリ出張がパーになる。その前に編集長はアンを見込んでパリへ連れていくと決めていた。
大味だけどおもしろい映画だった。パリもニューヨークも華やかで。