今日からピエール・ルメートル

昨日までイーヴリン・ウオー『ブライヅヘッド ふたたび』でどっぷりイギリスにはまっていたが、今日はピエール・ルメートル『傷だらけのカミーユ』を読み出した。買ったときに最初の数ページを読んだだけだった。3部作の3作目であるのを知ってはいたが、前2作をほとんど思い出せなくてあせった。昨日ウオーの感想を書いたので一区切りつけ、今日からはと積んである本から探し出した3冊。カミーユ警部が主人公の『その女アレックス』『悲しみのイレーヌ』、違う味わいの『死のドレスを花婿に』の3冊とも既読で開いたら思い出した。もう2冊持っている『天国でまた会おう 上下』は未読。早く読まなくては。

2作をざっとさらって思い出してから新作にとりかかった。
最初は読み出したもののなかなか入り込めない。カミーユの恋人として登場したアンヌがひどい災難にあう。すごく詳しく襲われたシーンを描いている。なんかちょっと意味ありげな書き方が引っかかる。なんて考えていたが、まだアタマの中にイギリスが残っていたみたい。夕方になってようやくフランスアタマになってきた。そうなるとおもしろくなり、さっきまで退屈気味だった読書が快楽に転じてきた。コーヒーを片手に読む、読む。これからお風呂に入るけどあがったらまだまだ続きを読む。