長雨で物憂いけど読書

今年は雨が多い。雨が降っていちばん困るのは洗濯物が乾かないこと。湿度が高いと室内干しではなかなか乾かない。まだガスファンヒーターをつけているので、その前20センチくらい離して台を置いてその上に小物を積んでいるが、冬場のように温度をあげないから乾きが遅い。オイルヒーターをつけている間はいいが、そのうち暑くなる。まあ、かっこ悪くとも長時間室内干しとともに暮らす。カーテンレールに洗濯物のハンガーをかけるのだけはしたくないが(笑)。

さっき今日3杯目のコーヒーを飲んだ。二人でなんか物憂いなあと言っている。雨のせいやろと言いながら乾しイチジクをつまむ。コーヒーはほんまにうまくて、ちょっと気分があがってきた。本を読もう。

読みかけの本。
川端康成の「古都」(新潮文庫 490円+税)はすでに20回くらいは読んでいるが、何度読んでもしーんとした気分になる。川端康成の作品でいちばん好きかもしれない。
おととい買ってきた「現代思想」4月臨時増刊号【総特集 菅原文太 反骨の肖像】(青土社 1300円+税)。読みやすい記事から読み始めて半分くらい読んだかな。編集後記は狭いスペースに細かい文字でびっしりと入っているのを文太さんへの愛に惹かれて虫眼鏡を出してきて読んだ。
ローズ・ピアシー著 柿沼瑛子訳「わが愛しのホームズ」(モノクローム・ロマンス文庫 900円+税)はBLものだけど堂々とした作品で楽しめた。
藤枝静男「或る年の冬 或る年の夏」(講談社文芸文庫 1300円+税)は数ページしか読んでないが良さそう。
ようけあるなあ、物憂いと言うておられへんな。以上は読みかけの本で、まだ開かずに置いてある本もあるのだ。