パク・チャヌク監督『イノセント・ガーデン』

だいぶ前のことだが雑誌に出ていたミア・ワシコウスカの写真に惹かれ映画を見たいと思って見たのが『ジェーン・エア』だった。たしか本人の希望で撮った作品だったと思う。女の子だったらだれでも好きなジェーン・エアを素直に演じていた。でもちょっとエキセントリックな役柄のを見たいなと思ってだいぶ経つ。

おととい『お嬢さん』の配達日時を調べていたらそのページの広告にあったのが本作。1000円でお釣りがくるじゃんとすぐに購入したら今日届いた。
わたしの好みだと『お嬢さん』より合いそうな感じだなとさっそく今夜見た。早寝しないとあかんのやけど、今夜も夜更かし。最後まで蚊に食われているのも気がつかずはらはらだった。パク・チャヌク監督、2013年の作品。製作にリドリー・スコットとトニー・スコットが入っている。

娘役のミア・ワシコウスカがとてもよかったが、それにも増して年増の色気が上品だけどむんむんする母親役のニコール・キッドマンもよかった。昨日も大金持ちの家で贅沢な暮らしだったけど、今日もアメリカの田舎(?)の邸宅が出てきて、母親の部屋のインテリアなんか素敵すぎる。父親の葬式に突然現れる叔父さんが男前で、母にも娘にもにこやかに手をだすところが不気味。娘と叔父のピアノ連弾はすごくエロティックで惹きこまれた。なんとかならなあかんやんって思いつつ見ていたら、なんとかなった結末が怖い。