1998年の映画、上映されてすぐに見たように覚えている。グウィネス・パルトローが大好きなころですごく美しいのに満足した。でも、エキゾチックなシーンは気に入ったけど、元の物語はディケンズなのでもひとつな感じだった。フィン役のイーサン・ホークのことは全然気にしてなかった。若くてきれいな俳優さんという感じだった。
その後、ディケンズの本を渡英する友人にたくさんただいた中に『大いなる遺産』もあって再読した。すごくおもしろかったのでチャンスがあればもう一度映画を見たいと思っていた。映画を見たので今度はもう一度原作を読みない。
今夜は見るかと聞かれて「イーサン・ホークとグウィネス・パルトローやん、見る〜」と二つ返事。前に見たときよりも原作を再読してるし、目下イーサン・ホークの大ファンなんだし。
フィンは兄夫婦といっしょに暮らしている。ある日、海で脱獄囚の男につかまって脱走の手助けをする。男は警察に捕まったとテレビのニュースで知る。ある日、フィンに屋敷の老婦人から誘いがあった。屋敷を訪れると古〜い屋敷の荒れた庭がすてきで、屋敷に入ると厚化粧の老女(アン・バンクロフト)がいて不気味。金髪の美少女が蝶のようで不思議。フィンは少女エステラに魅せられる。大人になったフィンを演じるイーサン・ホークが美しくて不安げなところもよくて、イーサンだけを見るためにまた見たいと思った。大人になったエステラ(グウィネス・パルトロー)も美しい。
昔助けたことのある脱獄囚役がロバート・デ・ニーロ。彼の陰の助けがあっていまの成功が得られたのだが、フィンは助けを無駄にせず画家として世に認められた。娘を連れたエステラと故郷の海で向き合う。