もうけはあとからとれ

今夜も姉に定期電話していろいろ他愛なくしゃべった。姉は朝からデイサービスに行ったのだが、雨降りのため遠くの人から送ったので帰宅の順番が最後になったという。ほとんど夕方やったとのこと。姉の家は施設から近いので車でなく歩きである。どこか悪いときは車椅子で送ってくれるが、ふだんは歩いたほうが健康に良いと歩いて帰ることになっている。今日は雨降りなのでレインコートを着て車椅子かと思ったが雨が上がって歩きだったそうな。

「帰ってからテレビをつけてドラマを見てたらすぐに暗くなって、家の用事が遅れてしもてね、ご飯がすんだら8時や。〈もうけはあとからとれ〉とお母ちゃんによういわれたんを思い出したわ。いくつになってもあかんな」「それどういう意味なん?」「用事や勉強を先にしてあとでゆっくりしたらええということや。いまだにあかんわ」とのことであった。この言葉、子供には向いてないような気がするが、明治生まれの母親のそのまた親がいってたのかもしれません。