コルカノン

松井ゆみ子さんの『アイルランドのおいしい毎日』(東京書籍 1998)はすごく大切にしている本の1冊。読みやすい文章と綺麗な写真が楽しい。おいしそうな料理の写真を見ると作りたくなるが、材料や調理器具が手に入らなかったりで見る楽しみで満足していた。アイルランドのカフェやレストランやなにかの記念日の友人の家など、すっごく楽しそう。
ひとつひとつ料理を見ていくのだが、当時は手に入らない材料が多かった。ほんまに読むだけ見るだけの楽しみだった。

ポリッジというものを食べるシーンがミステリに出てきて、疑問だったそれがどんなものかをこの本で読めてありがたかった。ポリッジ イコール オートミールなのだが、そんな知識もこの本で得た。ポリッジは日常的によく食べている。

コルカノンもこの本で知った。音楽の言葉みたいな料理だと思ったが材料のケールが手に入らない。今年になって無農薬野菜を届けてくれる八百屋さん=農家さんから手に入るようになった。濃い緑の大きな葉っぱである。青汁の材料にすると聞いたけど、うちは本書に学んでいるから茹でてから細く刻んで、茹でたジャガイモと混ぜる。うまいです、コルカノン。