姉が入院

先週の金曜日に姉の家に服の入れ替えに行ったときはしんどかった。とにかくいくらでも服が出てくる。テキトーなわたしはテキトーに服を出してテキトーに積み上げていった。姉は丁寧にたたんで引き出しに入れていく。わたしの作業を待っている間はずっと立っていたので、しんどいやろと聞いたのだが、「しんどいわ」といいながら引き戸の前に立っていた。意地と几帳面とが入り混じっていた。
姪はそのうち暇なときに一人でさっさとやってしまうつもりだったとのこと。「そんなに気を入れてやるようなこととちゃう」そうである。姉の勤勉には遠慮とかケチとかいろんな感情が潜んでいるようだ。

そんなことで疲れて土日月と日常生活がしんどかったらしい。火曜日に来たヘルパーさんが鍵が開いてないと姪に電話してきた。姪がかけつけたらトイレに倒れていて、二人では起こせないので近くのデイサービスに応援を頼みシャワーして着替えさせ、近所の医者に往診を頼んだ。それから入院させるべく大きな病院で診断を受けたら内臓に悪いところなく入院はなし。
結局、近くの高齢者を預かってくれる病院を教えてもらって入院した。姪は近所の医師、看護師、ヘルパーさん、デイサービスの介護士さんに助けられて姉を入院させた。さすが姑舅を見送った経験を持つえらいやつ。

今日わたしらが行ったときは片付いたベッドに姉がゆったり座り、そばに姪がついて落ち着いたところだった。ボケるのが心配だった姉は、ピンクのパジャマでほとんど通常モードだった。当分この病院でお世話になる。姪と待合室で今後のことなど相談して帰ってきた。