今夜は「あんこう鍋、のようなもの、ぴー」

スーパーにあんこうがあったと買ってきたので晩ご飯はあんこう鍋に決まり。長いこと食べてなかったなあ、何年振りかなあ、どないして食べるんやったっけ。わたしが案じてもしゃあないんやった。うちには料理人がいる。

昔、相方が黒門市場で買ってきた大きなあんこうを自分でさばいたことがあった。もう40年くらいになるか、曽根崎書店のおっちゃんが食べたいといったのでご馳走することにしたのだ。あれはほんまにうまかった。本に書いてあったのと、魚屋のおっちゃんのいうたことを参考にしたのだが、最後のおじやも残さず食べて腹いっぱい。おっちゃんはここんとこに寝転がってしもたんやと思い出した。わたしらずっと同じところに住んでいるんで(笑)。
今日、あんこう鍋しようぜといわれて「ずっと昔に曽根崎のおっちゃんにおごったねえ」と思い出した。おっちゃん亡くなって20年以上経っているけどよく覚えている。

戦争中と戦後にラジオでよく聞いたのが「できますものは、あんこうのようなもの、ぴー・・・」と小僧さんが叫ぶ落語。三遊亭金馬さんがものすごく笑わせてくれた。うちでは全員が真似して「ようなもの、ぴー・・・」とやっていた。これは50年以上前の話。
いま検索したら、ちゃんと解説があった。「落語「居酒屋」の舞台」というのが親切丁寧。笑える。
鍋の後に映画を見る予定なんで今夜は素早くブログを書きました。