終わりの柿と最初の菜花

12月があと2日で終わる。めっちゃくちゃ早く月日が経っていくのにおどろく。
テーブルの上のカゴに残っている柿が2個さびしそう。1個になるともっとさびしくなるだろうなと思いつつ皮をむいて1個食べた。大きめのざるの真ん中に残るは1個、今年はもう買えないから大晦日にあと1個を楽しもう。このざるはボツアナからのお土産にもらったもの。アレグザンダー・マコール・スミス『No.1レディーズ探偵社』の中に出てきたのを読んで、帰日する青年に頼んで手に入れた。わたしの宝物のひとつ。

柿の横にガラス瓶に挿した菜花が1本、数個の花を咲かせている。
今シーズン最初の菜花を、リゾットとパスタで先日食べた。そのときテーブルにかざった1本は役目を終え、今日ここにあるのは二度目の菜花である。炊事係が挿してくれた。人間に何事もなければこれから5月ごろまで毎日テーブルを飾ってくれるはず。