大都会“女”隠居術

荒俣宏編著「大都会隠居術」がおもしろくてたまらない。
一度読んだのをまた読み返している。次にだれの作品を紹介しようかなと考えていたら、その前にわたしが女隠居やんかと気がついた。というのは、昨日も今日も部屋から一歩も出ずに、パソコン前とテーブル前を往復している。昨日はまだ掃除機をかけたり洗濯したりしたが、今日は雨だし、食事の支度は相方がやり、わたしは食器洗いだけした。
ほんまにご隠居さんやなと自分ながら感心。それならそれでご隠居道をまっしぐらに進むべし。

去年の暮れに「立ち止まって考えている」とヴィク・ファン・クラブの会報に想いを書いた。去年の正月そうそうのマイコプラズマ肺炎から体力が落ち気力が萎え、春夏になってもデモに行く元気がない。〈元気〉という自分の取り柄がなくなって、これからどないしょうかと立ち止まって考えてるということ。

いま、ふと考えがついた。ご隠居さんや。
ここに座っていたら隠居と無駄話にくるひともおるやろ。
さいわいに阪神大震災のときにお話伺いボランティアでの経験がある。ひとの話を聞くのが得意であったし評価もされておった。
直接でもネットでもご隠居さんと話したいひとはいると思う。振り返れば、過去にも現在にもおるやんか。隠居道まっしぐら(笑)。