エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ監督・脚本『最強のふたり』

2011年のフランス映画。いま見終わって検索したら【第24回東京国際映画祭のコンペティション部門にて上映され、最高賞である東京サクラグランプリを受賞し、主演の二人も最優秀男優賞を受賞した。】【日本でも興行収入が16億円を超え、日本で公開されたフランス語映画の中で歴代1位のヒット作となった。】とあったのでびっくりした。
実在の人物 フィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴが自身と介護人アブデル・ヤスミン・セローをモデルにして書いた本から映画化したもの。

スラムで育ったアフリカ系のドリス(オマール・シー)は、働く気がないのに面接に来たというハンコがほしくて、富豪フィリップ(フランソワ・クリュゼ)の邸宅に面接に行く。フィリップは事故で頸椎から下が麻痺して自由が利かず車椅子に乗ってもベルトで固定する状態だ。面接を待っているのはまっとうな介護人経験者のような人ばかり。なぜか富豪はドリスを選ぶ。
立派な二部屋がドリスの部屋になる。広々とした部屋の中にバスダブがあって、大きなベッドがある。あらゆる日常生活の介助が彼の仕事で、夜中に呼ばれてもうなされるフィリップに対処する。
権威というものが通じないドリスとだんだんそれをおもしろがるフィリップの間に友情が生まれる。日常生活のこまごましたことから、車椅子を乗せたバンから高級車の助手席に移動させてぶっとばすところまで、いろいろ。
口が悪いが悪気はないドリスは介助人として上流社会へ出てもマイペース。フィリップの娘のしつけにも口を出すし、フィリップの文通相手にも関与する。ドリスに絵の才能があるのがわかりフィリップは高値で知り合いに売る。
いつまでもこの仕事をさせるわけにはいかないと、介助人を変えたフィリップだが、やっぱりドリスが必要になり呼び戻す。たくさん笑わせて、最後はドリスが仕切ったフィリップのデートがステキ。始めから終わりまですごく笑わせてくれた。