寒くなるとうまいもの

お昼に和食を食べると晩ご飯は洋食、またはその反対というのが我が家の基本なんだけど、暑いときは2食とも洋食のときが多かった。食べながらビールを飲むからかな。ぐっと冷えてきた今夜、晩ご飯を食べながらそんなことを考えていた。

今日の昼ご飯は、白いご飯と豆腐、きのこ、ねぎの味噌汁、焼き鮭と目玉焼きとブロッコリーのプレート、大根葉の炒めたん、三年番茶。
晩ご飯は、冷酒、大根と厚揚げの煮物、さつまいもの炒めたん、白いご飯、なすの味噌汁、牛肉と野菜の韓国風炒め、三年番茶。
厚く切った大根に出汁がしみてうまい。しみじみ秋を感じた。

近所にカステラ屋さんができて評判がよい。お店ができたときに我が家のお盆の大集合があったのでお土産に買って行った。その後は行ったらお休みの日だったり、営業時間が終わっていたりで、今日は間違えないように行った。あさって姉のところに行くのでお土産に。

最初はとってもうまい基本のカステラと思ったが、今日は日が経ったせいか品数が増えどれもうまそう。持っていく分と今日の分を買った。
濃いコーヒーを淹れて食べたら上品に甘くてすっごくうまかった。

寒いはず、明日から11月

今日で10月が終わる。昨日は寒かったのでオイルヒーター(ツイッターにファンヒーターと間違って書いてしもた)をつけた。出しっぱなしなので拭うだけで使えて便利(笑)。次は押入れの奥からガスファンヒーターを引っ張りだすが箱に入れてあるのでガス管をつなげばオーケー。
あと、冬支度はなんだろ。12月になったら綿入れと厚手の毛布(掛け、敷き)を出しておしまいかな。そうそう、まだこの部屋のカーテンが夏物でスダレもまだかかったままだ。これを替えたら全部済む。
そして湯たんぽ。古びた袋をなんとかせにゃ。プラスチックは何年くらいもつのだろう。本体も袋もいっしょに替えたほうがいいかも。今年は古いのでしんぼうするか。出してから考えよ。

先日新大阪駅を歩いていて洋品店できれいなチェックのひざ掛け毛布を見つけた。タグには肩掛けと書いてあったがどっちでもいいよね。2枚買って使っているけど、新しいものは椅子に掛けてあるのを見てると気持ちよい。去年までお気に入りだったのを洗濯を重ねて使っていたけど惜しみつつ捨てた。新しいものはいいなあ。
今年の冬は寒いのかな。

よしながふみ『きのう何食べた?』12巻(2016年秋最新単行本)

このシリーズを最初から東京の友だちに貸してもらって読んでいる。はじめは何冊かどばっと借りて、その後は出るたびに送ってもらっている。ほとんど年に1回だから忘れたころに送ってくるのがおもしろい。
「おー今年も出たか」と言いながらページをめくる。返却するまで二人が読んでもう一度読んでからお返ししている。本書の主人公たちと同じようにのんびりの付き合いが長く続いている。

ゲイカップルの日々を食事をとおして淡々と描いた『モーニング』連載の漫画で、2007年から続いていてこの先も続く。物語も絵も緻密でよくできていると感心しながら毎度読んでいる。人物たちは実際の年月に合わせて年を取っていくのにも共感する。
弁護士の筧史朗(シロさん)と美容師の矢吹賢二(ケンジ)は東京の2LDKのアパートで暮しているゲイのカップルである。毎日シロさんは仕事の帰りに食材を買い調理する。できあがったころにケンジが帰ってきて楽しい食事になる。食材の紹介と作り方を懇切丁寧に描いているのが本書の特徴。

今回最初は両親のところへ久しぶりに行ったシロさんがすき焼きの牛肉の残りをもらってきたので、具をたっぷりですき焼き。うまいうまいと食べ終わってから、ケンジがいう。「でもシロさん、まだお腹に余裕あるでしょ? この煮汁を半分くらいにしてもう一度火にかけてね」「新たに卵2個を溶いて」「すき焼きの煮汁を卵とじにして、軽くよそったごはんの上にのっけて〆の卵どんぶりね」
シロさん「うわケンジこれうまいよ!!」

その他、秋だからサツマイモご飯、リンゴのマフィンなど、いろんな食べ物の作り方が語られ、二人のそばに寄ってきた人たちの料理のうんちくも楽しく、これ作ってみようかなと思わせる楽しい漫画だ。
(講談社 581円+税)

清野栄一『デッドエンド・スカイ』

うちの本棚にある相方の本を借りて読んだ。家にある本はおおまかにはわたしがミステリと乙女もの、相方がSFとIT関連と社会問題関連と分かれているが、あと半分は二人とも読む共有の文学書である。ふだんはじぶんの本を読むのが忙しくて読書範囲を広げないんだけど、今回は清野さんについて相方がいろいろしゃべるし、うちにある本の解説もするので興味をもって読もうかなと言ったら、最初に読むのはこれがいいと出してくれた。
カバーの内側にDJしている清野さんの写真があってとてもかっこいい。2001年発行の本だから15年以上若いときだ。もっと前に知っておけばよかった、ってどういう意味じゃ(笑)。

さっき読み終わったのだが久しぶりに清々しい小説を読んだ気分である。博之という主人公がいろんな場所に旅をして人の生死にも関わる物語だ。
最初の作品「プルターニュ14-1」はパリのプルターニュ通の19世紀に建った建物に住む人たちの話。パンションには失業者と外国人とアルツハイマーの老教授が詰め込まれ、そこに博之も住んでいる。1Fはパリで一番安くて狭いカフェがある。
とても貧しくて汚い場所の物語だけど、とても清々しい作品だ。博之に欲がないからかな。

二番目は東京に戻って働いている博之のところに、遠い親戚で幼馴染の幸太郎が仕事と住むところをなくして転げ込んでくる。ワンルームマンションのベッドの横にふとんを敷いて同居する二人。幸太郎の言葉「おれと博之は十五の時にパンクを聴いた」。それで全部通じる。

5編の小説が入っていて、その4つ目が「パラダイス・ホテル」。
メルボルンで借りたレンタカーが砂漠で動かなくなり、車を降りてバックパックを背負い歩き出す。足元にはカンガルーの骨が散らばっている。そして見つけたのがパラダイス・ホテル。
わたしのアタマには映画『バグダッド・カフェ』(1987)が思い浮かんだ。実はタイトルが出てこなくて検索もならず苦労(?)したんだけど。

最後の作品が「プルターニュ14-2」。パリ、真夏の炎天下で沸騰するデモ隊と催涙弾を構えた機動隊に囲まれる。
(河出書房新社 2000円+税)

平幹二朗さんの田沼意次が好きだった

平幹二朗さんというと、池波正太郎原作の連続テレビドラマ「剣客商売」で田沼意次を演じていたのを思いだす。田沼意次についての池波さんの解釈が気に入り、平さんの偉そうににっこりする顔や着物の着こなしや動きが気に入っていた。
ドラマは田沼失脚の前で終わっているが、失脚したのを知っている読者にとって胸にせまる終わりかただった。
田沼は主人公秋山小兵衛の息子大二朗の妻三冬の父だから、田沼失脚後に秋山家がどんなことになったか気になって仕方がないのである。

平さんを若い頃は好きになれず俳優座の舞台も見たことがなかった。なぜかというと仲代達矢ファンだったから。仲代さんの俳優座の芝居は「ハムレット」をはじめとして大阪での公演は全部見た。同じように俳優座の二枚目だった平さんは無視してた。

テレビの時代になって「三匹の侍」でファンになった。テレビを見た翌日は会社でやはり三匹ファンのおっちゃんと昨夜はよかったねえと語り合い、殺陣を真似して遊んだ。長い間続いた人気番組だった。その後の「眠狂四郎」もよかったといま思い出している。殺陣がとても素敵だった。

心斎橋駅のエスカレーターで火事があったらしい

週に一度の姉の相手をしに行ってきた。百貨店で買い物して11時前に到着し、お昼ご飯とおやつを一緒に食べて、テレビを見ながらあんまをし、夕方5時に帰り支度。
この日だけはテレビの日。用事をしたり食べたりしゃべったりしながら見ているが、おかげで『相棒』に出ていて最近逮捕された女優さんがどんな役をしていたか知ってる。沢口靖子さんが好きなので『科捜研の女』がどんなのか知っている。わたしのお気に入りは六角精児さんだが、新作ではお目にかかれないようだ。古い作品だが内野聖陽さんが鑑識係をやってるのが好きだ。

帰りに心斎橋で長堀鶴見緑地線に乗り換えようとしたら、駅員さんがたくさんいてエスカレーターの側がものものしい。消防が来ているみたいで火事だったんだろうか。人はあんまりいなくてぼちぼち階段を昇り降りしている。エレベーターが動いているので2台乗り継いでホームまで降りた。混んでるかと思ったら空いていて入ってきた電車も空いていた。ややこしいとき人員制限した名残かも。

帰ってネットを見たら、わたしが通ったときはピークを過ぎていたらしい。一時たいへんだったもよう。エスカレーターが燃えている写真もあり。緊急停車したとか。
「まとめ まとめ」というサイトに【御堂筋線 心斎橋駅のエスカレーターから発煙 「誰一人客が逃げない さすが大阪】これがニュースのタイトル。続いて見出し【エスカレーターから煙出てるらしい アナウンスから避難してください言われてるけど誰1人動こうとせぇんねんけど】とあった。さすが大阪。

うまいよ〜 うちのサンドイッチとホットドッグ

わたしが食事の担当をしていたときは全然食べなかったもの、それはサンドイッチとホットドッグ。一日三食で朝食を食べているときはトーストやベーグルなど買ってきたパンだった。朝食抜きにしてからはいわゆるパン食はしなくなった。たまにおかずに合わせてパンのときがあったけど。ごくまれに「マクドに行きたい」と思った(笑)。

最近になってサンドイッチとホットドッグをよく食べるようになった。ランチのときもあるし晩ご飯のときもある。昼は紅茶とコーヒーがつき、晩はその前にビールがつく。もちろん、サラダ一皿と温野菜一皿は必ずつく。
サンドイッチはフライパンで焼いたのや、トースターで焼いたパン、買ったままのパンのときもある。ベーグルも。いわゆるサンドイッチでなくて外国映画に出てくるカフェの感じでかっちょいい。
ハムやベーコン、たまご、チーズ、それぞれ野菜とはさむ。さっき食べたのはチーズをはさんで焼いたので、夜のおやつにぴったりだった。

ホットドッグはいろいろ試しているのが出てくるのがそれぞれうまい。最近気に入ったのは自家製ザワークラウトをたっぷり使い、ソーセージをのせた上に粒マスタードをしっかりのせたやつ。めちゃくやうまかった。このために作ったザワークラウトだからダンナさん鼻高々。

1958年の北八ヶ岳と日本シリーズ

1958年の秋、若かりしわたしはちっこいのにいっぱし登山家気取りで日曜日ごとに六甲山を歩いて足を鍛えていた。女子ばかりで北八ヶ岳に登ろうと話が決まり、それぞれ受け持ちを決めて出発した。背が低いから国鉄(いまのJR)の改札をリュック担いで通ると引っかかるので下ろして両手で持って通った。リュックを網棚にあげるにはポケットから新聞紙をさっと出して座席に敷き、ぱっと乗って網棚に置いた。こういうことを迅速にできることが自慢だった(笑)。遠くの山に登る前に六甲の次には比良山にも登っていたから国鉄の改札も荷物置きも修行済み(笑)。

コースとか忘れてしまったが、低い山をひたすら歩いた。ナナカマドの大きな木を生まれて初めて見た。山小屋のおじさんに採ってきたキノコがほとんど毒キノコだと教えてもらった。
途中でみんなと別れて最後の一日は一人でどこへ行ったのか忘れたが単独行した。ほんまに怖いもの知らずで生意気だった。

一人歩きの途中の峠で登山者が持っていたラジオが日本シリーズをやっていて、三原監督が率いる西鉄ライオンズがその場で優勝した。その瞬間ラジオを持ってた人と喜び合った。
日本シリーズがはじまると思い出すのが稲尾の連投と北八ヶ岳彷徨。

今月号もミスあり

昨日ようやくプリントまでできた「Vic Fan Club News」10月号、いま9枚(18ページ)をテーブルいっぱいに広げて閉じ終わったところだ。今日は午後から住まいの冬支度を半分やって(残りは後日)銀行と郵便局とスーパーに行ったら夕方になった。
晩ご飯後にとりあえず閉じ作業だけすませた。封筒入れその他は明日にしよう。明日の夕方にはポストに入れられる。

毎月できたあとで小さいミスが発見されるのだが、今月はでっかいミス。人生最初の本を出版したNさんの報告と喜びの言葉をトップ見開きに載せたのはいいが、目次にそれがないのである。プリンタインキ代と用紙の無駄を考えて、やり直しはせず1部ずつ手書きで書き入れた。ごめんね、Nさん。

こんな具合で毎月どっかいっこミスがあるのがご愛敬。明日発送するのでヴィク・ファン・クラブ会員の皆様届くのを楽しみにしていてね。

鼻水とお風呂

鼻水と蕁麻疹のことを書いたのは今月はじめだった。半月以上経ったいまは両方とももっと盛んになっている。若いときからアレルギー症でナンギしてるが、だからこそ早いうちに冷えを防止しようという気になるから便利(?)ともいえる。温めないとやばいと思うからこそ、冷えからくる大きな病いの防止になっている、のではないかしら。温まってから痒いのを掻くのもしんどいけどね。でもそれだけの我慢だから。

ここ数日はめっぽう鼻水が垂れる日々で、ポケットのティッシュを引っ張り出してはハナをかんでいる。勝手に垂れている場合は見つけたダンナがそれっとティッシュの箱を投げてくる。それだけですんで喘息にならないのがラッキーと思うのである。これだけハナミズが出るにはどっか傷んでいるのだろうが、寝る前にお風呂でゆっくりしているうちに止まるので助かる。お風呂はガス代と水道代がかかるが医者代ほどもいかないだろうし。

今日はヴィク・ファン・クラブの会報作りのプリントまでを片付けた。今月は原稿が多くてページ数が多くなった。なんとA4で9枚18ページぎっしり文字で埋まった。
綴じるのが一仕事で、封筒入れも一仕事だけど、明日やろう。