晩ご飯はホットドッグ

最近なぜかホットドッグ食べたい熱が高まっている我が家。ふだん食べないものを食べるのはうれしいような冒険のような(笑)。
パンとソーセージさえあればできるからと相方がサミープーでパンを、ビッグビーンでソーセージを買ってきた。今夜のご飯はお酒なしでサラダとパスタのあとにホットドッグとコールスローとコーヒー1人2杯という献立。うまかった。

ホットドッグというと思い出すのは映画『恋に落ちて』。メリル・ストリープがニューヨークの街角でホットドッグを買ってうまそうに食べるシーンがあった。本体を手に持ってからチリをつけてもらうんだけど、「もっと、もっと」と何度もつけてもらう。それが「通」なのかなんて思ったものだ。

今日のうちのはチリは味付けに使っていたけど、ソーセージにのせたのは辛子マヨネーズだった。つけてある葉っぱには先日手にいれたハバネロをほんの少々使ったそうだ。
次のときは「もっと、もっと」とチリにしたいな。

うまい!秋鯖のパスタ

こどもの頃の我が家の晩ご飯は鯖の煮付けとほうれん草のおひたしと味噌汁が定番だった。母親は内職で忙しかったから。働きだしてからも家に帰るとお膳の上にあるのは同じで、親や弟妹と食べたときと同じものがふきんの下にあった。
家を出て自分で炊事するようになって少しバリエーションをつけて、焼いたり味噌煮にしたりムニエルにしたり、しめ鯖もしたし船場汁もした。基本的に鯖好きなのと、貧乏生活にちょうどいいのと。

魚を買いに行くと一番安い鯖に目がいく。その次はアジで、その次はイワシ。秋にはサンマ。
菜食にしてから魚も食べないからそれらの魚とも縁が切れていた。何年か経っていろいろと考えた結果、野菜を主にするけどたんぱく質を食べようとなって魚を解禁した。シラスとかチリメンジャコとかも毎日のように食べるようになった。

今日書きたかったのは、サバとトマトのパスタが美味いってこと。
コウケンテツさんのレシピ「さばのトマトソーススパゲティ」を読んで相方が作っているがすごくうまい。
「毎日でも飽きない」と書いたら、子どものときから食べ慣れている鯖の煮付け定食みたいな我が家のご飯が懐かしくなった。毎日飽きずに食べていたっけ。我が家には鯖を飽きるという言葉がなかった(笑)。でもあれはもう食べたくない。「さばのトマトソーススパゲティ」なら毎日食べたい。

秋の長雨といえども長すぎる

今日で9月が終わる。
8月は35℃36℃という猛暑が続きたまに32℃になると涼しいと思ったものだ。9月になって気温が下がると雨が多く、台風の影響もあってよく降った。気温が下がったといっても例年よりずっと暑くて寝苦しい夜が多かった。
毎日洗濯物の心配をして、今日はいけると外干しするが、夜には乾かないままに部屋に持って入る日が多かった。

昨日は雨と曇り、今日は朝から日が射したが午後から曇ってきて夕方から雨になった。持っていると安心の折りたたみ傘の出番が多い。
今日の夜中は弱雨となっており、朝には雨が上がるようだ。午後から晴れになっている。明日の朝洗濯したら夜には乾くかな。
日曜日の予報はお日さん印がついているが、月火水は3日とも曇り時々雨になっている。空とにらめっこしながら洗濯だ。

街の中で曼珠沙華

こどものとき、お彼岸に山梨県の母親の実家に行った。すぐ近くの丘に彼岸花(曼珠沙華)の群落があってどこまでも真紅の花に圧倒された。近所の人が山羊を飼っていて山羊の乳を飲ませてくれた。山羊の乳で溶いた粉で焼いたお菓子もうまかった。

いま、この辺りでもちょっと歩けば家の玄関先に置いた植木鉢や公園の片隅に誰かが植えた曼珠沙華が咲いていて楽しくなる。姉の家のあたりに行くと街路樹の根元にも咲いていて、去年も見たっけと微笑ましい。姉の庭にあるのは白の曼珠沙華で、最初はわざわざ買って植えたそうなので全体に大きい。毎年きちんと同じ場所に5本くらい咲く。また近所には赤いのが乱れ咲いていてなかなかいい感じだ。

この近くの以前は街路樹が植えてあったコーナーに花の咲く雑草が茂っている。猫じゃらしもあるから勝手に生えたのか人が関わっているかわからないけど。その中に1本だけ曼珠沙華がぐっと伸びて咲いている。がんばれよ、来年も出てこいよと応援した(笑)。

十三で乗り換え

毎年金木犀が咲くころになると思い出す恥ずかしかった出来事。いままでどこにも書いてなかったので初披露です。

ハタチそこそこのころ、和文タイプを習いに行って知り合ったNさんに誘われて帰り道に彼女の家に行った。阪急宝塚線の曽根の駅のそばの大きな田舎風の家で庭に金木犀が咲いていた。物をくれるのが好きな子で「これあげる」とよくちょこっとしたプレゼントをくれる。その日は金木犀をたくさん切ってくれた。
それを抱えて宝塚線で十三(じゅうそう)までもどり、我が家のある神戸線に乗り換えようとしたら電車が入ってきた。走って最後の乗降口へ乗ったつもりが、電車とホームの間に落ちた!
ちょうど学生さんがたくさんホームにいて引っ張り上げてくれたのだが、電車が待っててくれて、車掌さんが怪我がなかったかと聞き「大丈夫です」と答えたら発車した。電車に乗ってる人がみんな見ていてカッコ悪かった。
家に帰っても家族には内緒にしてた。かなり経ってから笑い話にしたけど、ぼけっとしているからだと怒られた。
自分ではホームの下に落っこちたのは金木犀の香りに酔ってたからだということにしている。十三で電車に乗るときはいつも落ちないように気を付けてる。

Nさんは自分の彼氏を紹介してくれて3人で天王寺公園へ行ったことがある。彼は文学青年で同人誌に誘ってもらったのがわたしが人に見せる文章を書いた最初だった。にもかかわらず、登山とデモのほうに走ってしまった。彼はNさんとはすぐに別れてしまったがわたしとは長いこと友だちだった。

蒸し暑くてやりきれない

2日ほど天気が良くて洗濯物がよく乾いた。部屋干しの器具がないとお部屋すっきりで気分が良い。喜ぶのも束の間で今夜からまた雨とのこと。それも1週間ほど降ったり止んだりで降る確率のほうが高いようだ。
今日は気温が32度まで上がっていた。明日からは30度は越えないが暑そうだ。でもまあ30度を越えなければまあまあだ。今日はほんとに蒸し暑くてやりきれなかった。秋になったと思うからよけいにやりきれない。今週は我慢するから来週は涼しくなるようたのむわ。

午後から歯科医院の3カ月検診に行った。歯性はよくないが手入れがいいから良いほうに入るって。昔の歯医者さんと違って口の中全体を診てくれるから安心できる。歯間ブラシを忘れないようにとのこと。先生には言わなかったけど、甘いものを控えて糖質制限しているのが歯にもいいんだと思う。

映画の見過ぎか本の読み過ぎか目は疲れてるし、雨が近いせいか膝が痛いし。歯科から帰ってからマッサージ機を1時間借りて座ってきた。上等なマシンなので気持ちが良くうとうとして体力回復まではいかないが気分はすっきりした。蒸し暑いのがいかんのだ(笑)。

ジョン・G・アヴィルドセン監督、シルヴェスター・スタローン脚本・主演『ロッキー』

昨日『クリード チャンプを継ぐ男』を見たら、たまらなく『ロッキー』を見たくなった。『ロッキー』で無名のロッキーとの試合を考えついたのがクリードの亡き父アポロだった。両方ともほんとによくできた映画でそつがなくストーリーが自然で楽しい。

エイドリアンは気が弱くて人見知りの女の子、ペットショップで黙々と働いている。ロッキーが惚れて気を使うのでだんだん気持ちがほぐれていく。感謝祭のデートで後片付けしかけているスケート場で無理言って10分で10ドルだか払って氷上で話し合うシーンがいい。
エイドリアンは上品に装ったら美人だ。そして実は気が強い。広い気持ちで受け入れるロッキーとつきあってよかったね。昨日の映画では癌で早死にしたとロッキーが言ってた。
ロッキーは昨日の映画では老年になって現れたけど、ずっと独身だったのかな。こうなればあと3本を見るしかないか、「あらすじネタバレ」を読んで好奇心を満足させるか(笑)。

1976年はジャズ喫茶からそろそろ抜け出してロックを聞き出したころ。すぐにパンクに夢中の時代になった。前後して会社勤めをやめて独立した。事務所を借りてロッキーの心意気だったさ。

ライアン・クーグラー監督、シルヴェスター・スタローン主演『クリード チャンプを継ぐ男』

懐かしの『ロッキー』は1976年、『ロッキー2』は1979年、『ロッキー3』は1982年。この3本を映画館へ見に行っておおいに楽しんだ記憶がある。40年前に見たのにその後テレビ映画で見たりしたせいか内容をよく覚えていて、勇ましいテーマ音楽も「エイドリアン、エイドリアン」と叫んだロッキーの声も覚えているくらいだ。
その後3作は見ていなくて現在にいたる。いま調べたら全部で6作あるそうな。

今日見た『クリード チャンプを継ぐ男』はロッキーが戦ったアポロの息子アドニス・クリード(マイケル・B・ジョーダン)が主役である。クリードが生まれたのはアポロが亡くなってからだった。母が亡くなり施設で育つがアポロの夫人に引き取られる。何不自由のない生活でいい仕事についていたが、父譲りの血が騒ぎボクシングを志す。
目指すはフィアデルフィアのロッキーのところ。孤独に暮しているロッキーに仕込んでくれと頼み込む。ロッキーは知り合いのジムに連れて行き基礎から教える。
懐かしきフィアデルフィアの街並みを走るクリードとロッキー。さすがにロッキーは車に乗っているが。
アパートの下の部屋の騒音に文句を言いに行くと若い女性が住んでいて親しくなる。

シルヴェスター・スタローンのスター性ににっこり。マイケル・B・ジョーダンはいいとこの息子さんが一生懸命やるのが初々しかった。
また1から見ようぜという声がしている。

グリーンスリーブス

昨夜深夜に2回目の『秘密の花園』を見ていた。全体が大好きな映画なんだけど、台所でグリーンスリーブスの歌声が流れるシーンが好き。外には春の風が吹き、広い台所で使用人たちが働いている。そこに歌がゆっくりと流れたのでびっくりしたがとても場面に似合っていていいシーンだ。久しぶりにきいたグリーンスリーブスでいろんなことを思い出した。

この曲はわたしが若いときに曲にはまったく関係なく曲名を知った。ドロシー・L・セイヤーズ浅羽莢子訳『学寮祭の夜』(創元推理文庫)(わたしがこどものときから大切にしていた本は訳者が黒沼健さんで『大学祭の夜』)で、ピーター卿がハリエット・ヴェーンにプレゼントする骨董品店で梱包を待っているときに小さな楽器で弾いたのがグリーンスリーブスだった。ピーターのテナーに合わせてハリエットも歌う。どんな曲が調べるすべもなく何十年も経った。

イギリス児童文学にはまったのはいまから思うと何十年前のことだが、アリソン・アトリー『時の旅人』で歌われていて感激した。ずっと過去のスコットランド女王の時代と現代を行き来するお話なんだけど、グリーンスリーブスは過去の時代に、その時代の新しい歌であった。

それからまた、いまから7年くらい前のことだが、ジャズの店SUBで店主でベーシストの西山さんが「好きな曲を演奏してあげる」と言ったときに、間髪を入れず「グリーンスリーブス」と言ったものだ(笑)。実はこの曲はコルトレーンがやっているのをレコードで聞いていたので言うたんやけど。ちょっとびっくりされたけど弾いてくださり、演奏後「ええ曲や」と言われたのを大切に覚えている。亡くなるまで何度も演奏してもらった。

久しぶりに江坂のハンズへ

東京ハンズで買い物があったので姉のところからの帰りに江坂まで行った。いつもは心斎橋店へ行くのだが今日は趣向を変えてみた。先日千里に住んでいる方に姉の家が近いと言われて、なるほど彼女も姉もキタの文化圏に住んでいるんだと思った。いつも一直線に帰っているけど、たまには寄り道しよう。

地下鉄江坂駅前のハンズはできたころによく行った。20数年前のことだ。東京文化に憧れがあったんやなあ。ハンズから10分ほど南西(わたしのアタマの中の地図では)にクレヨンハウスがあった。両方で買い物してクレヨンハウス内のレストランでなにか食べるのが楽しみだった。梅田を通り越して文化の地へ行くみたいで気分良かった(笑)。

今日はタクシーでハンズ前まで行ったのだが、なんか雰囲気が庶民的であれっと思った。昔は全体にすましてたけどな。買ったのは塩歯磨きとpax Olieのリンス。長年使い慣れているのでハンズにあるのがありがたい。その後はなんとなく馴染みにくくてそれだけで帰ってきた。心斎橋店だといろいろ見るのが楽しみなのだが。何度か行けば慣れるだろう。

この建物はハンズだけでなくシマムラも入っている。友だちにシマムラには楽しいものがあるよと聞いていたのにまだ行ったことがない。今度はちゃんと時間をとってなんか買いに行こう。