竹槍で貞操を守る(わたしの戦争体験記 32)

5年生の1学期には戦局が悪いらしいという気分が国民学校生たちの間にただよっていた。コーシン(甲信)地区には警戒警報が毎晩のように発令されていた。学校では男子生徒は柔道や剣道をやらされていた。銃剣持って突撃のしかたとか。

ある日、女の先生が4年生以上の女子生徒たちに竹槍の訓練をするといいだし、次の体操の時間から始めるという。いざとなったら山に登って、追いかけられたら竹槍で抵抗して貞操を守るんだって。そのすべを教えるというのだ。生徒はみんな黙って聞いているだけだった。

休み時間になってもだれもなにもいわない。「竹槍やる」とも「竹槍はわたしらには無理」とも誰もいわなかった。学校には竹槍が何本かあって、それを持って振り回している子もいた。大抵は無視してたが。

次の体操の日になったが、竹槍の訓練の話は出なかった。やるといってた女先生はなにもいわずに跳び箱の訓練してた。

今月はクリスマスまでに届けたい

毎月なんやかや書いているヴィク・ファン・クラブの会報の件、今月は月末にならないうちに、月が変わらないうちに、届けたい。表紙のイラストが猫ちゃんのサンタクロースだから、なんとしても24日までに会員の手元に届けたい。

表紙のイラストは長いことOちゃんに描いてもらってた。とっても長い間、猫を主体に季節にあった楽しいイラストで、マンネリ気味なところもあったが、このマンネリがええんやとわたしは援護してきた。わけあってOちゃんのイラストは今回で終わる。来月からはイラストなしで、表紙から文字びっしりとなるが、それもまたよし。どんどん原稿書いてもらって、読みどころいっぱいの会報にする。

ところで、いまのわたしにはあと数日で作って送れるか自信がない。まだ原稿を書くページがあって、原稿はあるけどレイアウトを考えねばならぬページがある。

まあ、なんとかなるでしょう。Oちゃんのイラストを見ながら頑張る。

我が家のフルコース

今日の晩ご飯は、ごはんを茶碗(茶碗の大きさが違うが)に半分ずつ、味噌汁一椀、生野菜のサラダ、ほうれん草のおひたし、鯖の味噌煮(缶詰)、とり肉と菜っぱの蒸したのがそれぞれ小皿に盛られてテーブルに並んだ。海苔も小皿でそれぞれに出た。

ふと思った。これってフルコースじゃん。コースだと順番に出てくる食事の皿が全部テーブルの上にあるだけだ。

わたしがご飯を用意していたときは洗い物をなるべく減らそうと思っていた。だから丼物にしてみたり、同じ皿のものを二人で食べたり。鍋物することが多かった。

いまは片付け係になって毎日二度洗い物をやっている。白いタオルふきんで拭き上げた食器や鍋を見るといい気持ちだ。

老眼鏡を買いに堀江へ

からだのあちこちにガタがきていると感じる今日この頃。眼鏡が合わなくなったせいか最近眼精疲労がひどくなったようだ。老眼用メガネを近所の眼鏡屋さんで買っていたが年を取りはったせいかもひとつな感じ。たしか堀江に眼鏡屋さんがあったでとネットで調べて午後買いにいった。

ここんとこの寒さで膝の動きがよくない。相方が車椅子を押してくれて堀江へ。足元をひざ掛け毛布で包んで老婦人の出動だ。ネットで調べたら休みの日が多いお店で、今日はやってる日でよかった。思ったらすぐに欲しいからね。検眼してもらったら、老眼の上に乱視がかかっているとのことで、レンズを合わせてもらった。枠は地味だけどおしゃれでいい感じ。出来上がりは1週間後になる。

今夜はお風呂でゆっくり足をマッサージしてから寝るとしよう。今日の寒さは昨日よりだいぶマシだ。

本を読みたいが来週の土曜日までじっとガマンの子。待ってる本がいっぱいあってメガネが待ち遠しい。

この冬いちばん寒い日

おお寒むぅ。今日はこの冬になっていちばん寒い日のような気がする。

ベランダで洗濯ものを干してたら足の脛が寒い。あわててタイツをもう一枚はいた。背中と腰を冷やさないようにカイロを貼った。暖かいご飯を食べ熱いコーヒーを飲んだ。なのに夫婦げんかして冷気を呼んでしまった。こんなときのための腹巻を出してつけてようやく暖かさが回復笑。

食後にストーブの温度をあげた。

最後に布団乾燥機をかけて布団を温め安眠に備える。

今日もセビーチェ

すっかりお気に入りになったセビーチェ。今日はカツオのたたきと野菜たっぷりのセビーチェを食べた。その他は、小ぶりなイワシに塩胡椒してフライパンにふたをして時間をかけたの、豚肉と日野菜の炒めたのと昨日のワインの残り、朝食の残りの野菜スープとパンと紅茶。遅くなったけどいい晩ご飯だった。果物はこれからりんごと柿。

雑誌『エル・ア・ターブル』の2015年5月号に載っていて、料理ページにはセレブの女性が3人「私たち、セビーチェ大好きセレブです!」とにこやかにいっている。わたしたちは2年半遅れで「私たちセビーチェ大好き老夫婦です」といっている笑。

はじめてのセビーチェ

昨日カルパッチョを食べたら治った鼻水はなんだったのかしら。今日は快適とまでいかないがそこそこ元気だった。午後につるかめ整体院で体をほぐしてもらった。

わたしの行動範囲はみんな近所で、つるかめ整体院、美容室シュリット、蕎麦の宗平、ふじわら整形外科、新町プラザ歯科、あとはスーパーとコンビニかな。

相方の午後の仕事が遅くなって晩ご飯も遅くなった。それから女性誌を見ながらセビーチェをつくった。セビーチェは見た目もいい。晩酌はやめているのに白ワインの蓋が勝手に開いた笑。

白身魚と野菜の料理だからカルパッチョに似たところがあるけど、セビーチェはペルーの料理だそうだ。レシピを見てたら海老や鯛や帆立をつかっている贅沢なのもある。そんな贅沢しなくてもうちで買える範囲の白身魚でつくってもおいしい。今日も昨日と同じ安いビンチョーマグロでやったけど、すごくおいしかった。レモン、ニンニク、唐辛子を味付けに使うのがコツのようだ。

うまいもの食ったら鼻水が治った

昨日は姉が住まなくなった家の寒い部屋で三つの大きな本箱ぎっしりの本を1冊ずつ点検してほしい本を抜き出した。肩は凝るし目は疲れるし。大きな紙袋にまとめたが、いまでも読めない本が積んであるのにどうなることやら。とりあえずは目にあった老眼鏡を新たに買って眼精疲労を少しでも減らすこと。

今朝は目が覚めたとき風邪をひきそうな予感がしたが、たれる鼻水をハンカチでぬぐいながら午後整形外科に行った。1ヶ月ぶりに行ったのに先生が機嫌よくいろいろ聞いてくれて賑やかに雑談した。

ずっと痛み止めをもらっていたのを「最近は飲まずにすませてます。少しは痛みますけどこのくらいなら大丈夫です」といって断った。いちばん軽い痛み止めだそうだが。『週刊現代』の薬の特集を読んで常用したらあかんなと思ったので。

晩ご飯にアジの塩焼き、ビンチョーマグロのカルパッチョを食べたら、鼻水がおさまった。単純だけど正直なからだ笑。

寒いから熱燗

ああ寒い。今夜の晩ご飯は外食で熱燗にマグロのお刺身でご機嫌さん。帰ってから、昨日見た映画『ビューティフル・デイ』をもう一度見た。ご飯はおいしく、映画はとても熱中できた。

午後から姪たちのお手伝いに元姉の家の片付けに行った。暖房を入れても古い日本家屋は寒い。おおかたの暖房器具は片付けてエアコンだけなので、カーディガンを借りて、スカーフをもらって、わたしは本棚の整理。といっても、本を点検してもらう本をまとめ、不要な本は最後に捨ててもらう。

お昼を食べておやつを食べて、もうひと仕事。押し入れから箱に入った木綿風呂敷がたくさん出てきた。ほとんど紺系統で台所の前掛けによさそう。

ホアキン・フェニックス主演『ビューティフル・デイ』

新しい映画が見たい。大作ではないやつが。そう思ってネット配信から見つけた映画だったが、気にいった。2017年製作、リン・ラムジー監督。失踪した少女の捜索で生計を立てている男が依頼を受けて調査をはじめると、依頼人が殺され娘はどこかへ連れていかれてしまう。めげずに調査を続けていくと殺されそうになり、自分の母親の死体と出会う。

暗い雰囲気で『セブン』を思い出した。孤独に彷徨う男の姿は『タクシー・ドライバー』を思い出させる。リアルな殺しや格闘場面があるけど、木々の葉が茂る山道の先の沼か湖の描写がよかった。

ホアキンは純な目の輝きがいい。最後に少女が「行きましょう」と声をかけるところがよかった。