湯山玲子さんの素敵な本『クラブカルチャー!』を図書館で借りて読んだのは数年前のこと。クラブってなにか、クラブミュージックってどんなものか、読んでわかったわけではないがすごく教えてもらった。よく覚えているのはイビサ島のクラブの話で、こんな日本人がいるのかと羨ましく思ったことを覚えている。
その後は『美術手帖』とか雑誌でゲイ関連の記事や対談を読んで、ひとり喜んでいた。
先日、相方が『クラブカルチャー!』を買って読み、湯山さんがこんな映画を紹介しているという。それでアマゾンプライムにあった『ヘアスプレー』をさっき見た。
2007年制作のミュージカル映画。アメリカ、ボルチモアに住む一家、父親がクリストファー・ウォーケン、母親が特殊メイクしたジョン・トラボルタで、二人とも似合っているというか、名演というか怪演というか味のある名演技だった。
娘のトレイシーはダンスとおしゃれの好きな女の子で、テレビの人気番組に出て物怖じせずに踊り歌い、番組の主演ダンサーと堂々と踊る。学校で居残り組になって教室に向かったトレイシーはそこで黒人の生徒たちが踊っていた中にはいってR&Bのステップを踏み踊り出す。
全編R&Bの歌とダンス、外に出るのをいやがる母親を説得して一緒に外に出て、いろんなシーンで歌い踊る。トレイシーはデモに参加して警官に追われる。テレビ局には警備員がいっぱい配備される。そこをくぐり抜けて歌い踊るトレイシーと黒人の少年少女たち。めちゃくちゃ面白かった。