「製作総指揮がフランシス・フォード・コッポラ、監督が『モーターサイクル・ダイアリーズ』のウォルター・サレス、2012年の作品。」と7月にレンタルDVDで見て書いた。そのときは思い込みが先に立っていて映画が終わった時はちょっとがっかりしたんだった。今日もう一度見たら前回よりもずっと登場人物にも理解がとどき「ああよかった、もう一度見てよかったね」という言葉が素直に出てきた。
いまここにビート詩人8人の写真の切り抜きがあるのだが、ジャック・ケルアックのシャープな顔に映画のシーンがダブって「うーむ」とうなずいた。写真のほうがずっといいけど。昔なにかで読んで憧れていたニール・キャサディもこの写真のほうがずっとインテリだ。などとモンクを言いながらも、長い映画の二度目を楽しんだ。
前回は理解が行き届かなかったウィリアム・バロゥズとアレン・ギンズバーグも、ああこの人やねって感じで見られてよかった。
映画としては良かったとはいえないけど、ビート・ジェネレーションの時代の人たち、街や道(ロード)の風景を見て感じるところもあってよかった。