沈黙の贈り物「顔施」

だいぶ前に買った〈インドの生命科学〉『アーユルヴェーダ』という本を本棚の奥からときどき出して読む。いろんな体に良い食べ物のこと、白湯を飲め、体の動かし方、一日の過ごし方など、お節介といいたくなるようなこまごまとした記述がある。今度暇なとき読もうとつぶやいて雑誌置き場に積んだりして忘れてしまうのだが。

昨日またまた取り出して広げたところに〈顔施〉という言葉があった。「仏教の言葉で〈顔施〉(笑顔を与える)と呼んでいます。このような沈黙の贈り物こそ、パワフルなのです。」とある。まわりの人にしてもらったことを考え、次に自分が人にお返しする気持ちで与えること。
まあ、まあ、そんなに理由をつけなくても、お返しということでなくても、こちらから笑顔を差し上げたらよいのだろう。

いい言葉を読んだと思い、相方にそこのところを読んでやった。「ほらみてみ、あたしの笑顔、いつも顔施してるで」
最近、姉の連れのお年寄りに話しかけられてつい話し込むことがある。笑顔で相槌を打つと相手も笑顔になる。これも顔施じゃん(笑)。
本はこのあと難しくなるが、それはまた暇なときに読むことにして、今日はお休みなさい(笑顔)。
(上馬場和夫・西川眞知子 農文協 3900円)

あさってから10月

さっき明日から10月やなとカレンダーを見ながら声を出して、ボケがはじまったなと笑われた。今日は29日金曜日で、明日が30日土曜日。あさって10月1日日曜日から10月である。(わざわざいわんでもええがな)
今年の夏は猛烈な暑さだった。残暑が厳しいだろうと思っていたらそれほどでもなく通り過ぎたけれど、やっぱり緊張していたとみえて、涼しくなった安心感からかバテてしまった。

今週は火曜日午後にマッサージ椅子を1時間貨してもらい、水曜日には整体院で1時間半体調を整えてもらい、木曜日は整った体調を姉の介護で使ってきた。今日は美容院へ行くつもりだったが、古いプリンタの引き取りがくるので来週に予約変更してもらって在宅。そのあと部屋の片付けでばたばたした。
ちょっと動くと疲れるのでかなわん。できると思ってやるのだが、途中休憩が多いからはかどらない。でも、部屋のコーナーがおしゃれに変身したのでうれしい。本棚にサラ・パレツキーほかの女性探偵のコーナーができて、バッグいろいろの置き場所も確保した。

あれこれ体を動かしたので汗をかいた。自分のことばかりして出る汗はいい気分だ(笑)。
もうすぐお月見。今年の中秋名月は10月4日水曜日とのこと。見えたらいいのにね。

魚の骨が喉に引っかかったら

今夜のご飯は珍しく晩酌なしだというので、わたしだけ食前にウィスキーの水割りをグラス一杯飲んだ。ビールより美味い気がしたのは真夏と違うからかな。あんまり飲めないわたしはいつもビールをコップ一杯だが、今日はどうしたんかな。

ご飯と味噌汁(豆腐とネギ)、鯖の塩焼きと獅子唐と生椎茸の焼いたん、卵焼き、漬物、塩昆布の質素な晩ご飯だった。ほんまに久しぶりのことだが、喉に鯖の小骨が引っかかった。久しぶりの大事件。むかし、おばあちゃんが教えてくれたとおりに、ご飯を一口飲み込んだらいっしょに喉を通っていった。ご飯でダメなら生卵を飲めというのがうちの流儀だったがいまはどうかなあ?
今夜はおおごとにいたらずとれてよかった。サイトを読んだらご飯を飲み込むというのは書いてあるが、生卵なんて全然出てこないし実はご飯もあかんらしい。

まずは慌てずに「うがい」をするのが一番のようだ。骨は流水と一緒に流れ出る。それがダメなら・・・以下引用は「のらりくらりサイト」から。
《うがい等で少し様子をみて、しばらくした後喉仏をつまみ、左右に動かしてみる・唾を飲み込んだ時にやはり痛みを感じる、というようであれば素直に病院へ行った方が良いでしょう。》

さっきはご飯でうまい具合にいったからよかったが、骨がとれなかったら大変だ。耳鼻咽喉科はどこにあるのか調べておかなくちゃ。

今年の秋は

夕方から少したったころ岐阜県の友人からのメールに大きな月が出ているとあった。ベランダに出たがうちからは見えない。真上から北と西の方角へまわってもらわないと。いま夜中の1時だが見えない。もう上がって西の彼方に落ちてしまったのかも。

毎年のことだけど今頃になると夏の疲れがどっと出てきてしんどい。それが今年の夏は格別に暑かったけど格別にしんどくはなかった。すごくよく眠れて、寝る時間が遅くても起きるのが遅いから毎晩7〜8時間は眠っている。姉の家に行く日に早く起きてもその夜は早く眠くなってよく眠る。睡眠薬というものを飲んだことないし、お世話になろうと思ったこともないのがありがたい。

考えると毎年夏の終わりになると疲れが出て回復するまで時間がかかっていた。今年は?と考えるとわりと元気である。その一つは相方のおかげで野菜と果物をよく食べていること、もひとつが整体院のお世話になっているからだと気がついた。2年以上毎週休まずに通っているからだと思う。
先日友人と堀江のアブサンで食事したときに話題になったのだが、クミコさんは元気だって。トシのわりにですけど(笑)。
なんか毎日、秋と体調ばかりを話題にしているようで、もちょっと発展的な日記を書きたいものです。

涼しいといくらでも寝る

最近ありがたいと思うのは家が仕事場なこと。長いこと会社へ通勤、独立してからは仕事場へ通っていたから、朝起きたら即職場(?)の現在はほんまに夢(?)のよう。この生活も長くなって当たり前のように暮らしている。阪神大震災のときはまだ仕事場に通っていてその後だから20年くらいかな。まだわずかながら営業していて細々と暮らしている。

結果、夜は遅くまで起きていて朝は遅くまで寝ている生活になってしまった。しかも昼寝付き。夜は寝付いたら8時間寝てしまう。毎日8時間というわけにはいかないから、その不足分は昼寝で補っている。ごろっと横になると2時間寝てしまう。
今日も午後の2時間をぐっすり寝てた。われながら苦労がないんかいなと思う(笑)。「寝る子は育つ」というけど、寝る高齢者は医者いらずである。歯医者は除く。

明日は整体院の予約をしてある。ゴクラクである。あさっては姉にところに行ってしゃべりながらテレビを見ながら肩と背中のあんまをしてやってゴクラクとサイナラ。帰りはどこかへお金を遣いに行こう。姉から誕生祝いのお金をもらっている。

歯科医院に行かなきゃ

最近知り合った男性と病気の話になった。配偶者が入院中とのことでいろいろ大変そう。いままでしなかった家事をして病院に行って、仕事をちゃんとしている。病院から洗濯物を持って帰り夜中の洗たくをしているのが楽しいそうだ。彼から配偶者の病気の話を聞いていると、その人がいかに話をしたいかわかる。相槌が必要なのだ。ついでに聞かれたんだけど、わたしが長い間ほとんど入院はおろか通院もしていないのに驚かれた。たまには風邪をひくこともあるけど、毎年ではないしと答えたらびっくりされてしまった。週に一度整骨院に行ってるといっておいた。そして父親が長生きだったし、姉も兄2人も元気ですと加える。

歯科医院に行かなきゃ。
この3年ばかりは3ヶ月に一度の健診だけですんでいたんだけど、次回は奥歯の治療をしなきゃいけないだろう。昨日、肩が凝ってたまらんとサロンパスを貼ったんだけど、肩こりの原因は歯にあったようだ。上奥歯の1本の周りの歯肉が腫れていた。昨日の夜しんどかったのはそのせいだ。今朝は5時に目が覚めたのでそのまま起きて洗たくしたがそのとき気がついた。昨夜の歯肉の腫れが引いている。熟睡がクスリだったんだ。

歯はなんとかおさまったけど、全般的な肩こりは引いていない。原因はコンピュータに向かっての作業である。毎月同じようなページなら文字データの入れ替えのような作業でいけるけど、新原稿につきレイアウトから考えなくてはいけない。あんまり遊ばずにちょっと楽しくと何度かやりなおしつつやった。出来栄えは気に入っている。
午後予約している整骨院へ行って倒れこんだ。いつものように最初はよくしゃべりよく笑い、あとは熟睡、そして終わったと勘違いして飛び起きた。そんなこんなで賑やかな患者である。
9月は歯科医院に行かなきゃ。

疲れて眠い

今日は会報をやってしまったのでポストに入れに行こうとカバンにまとめて入れた。靴を履いて出て行こうとしたらやけにしんどい。これはあかんわ、あとにしようと部屋に戻ってぼーっとしていた。買い物に行った相方と交代して出ようと思ったが、今日はまあええわと、出来上がった封筒には悪いが今日は夜分出て行くのはやめた。封筒の中は会員の皆さんが待っているサラさんの写真もあるのだが。明日の朝起きたら入れに行くので半日待ってくださいませ。

昨日はプリントまでしたから、今日は綴じて封筒入れして切手を貼った。この切手が曲者で10年以上のお年玉切手シートをがばっとカンパしてもらったもの。120円分をちぎって貼るのが一苦労だった。モンクをごちゃごちゃいってるがありがたい。また欲しい(笑)。

連日高温だから暑さ疲れしてる。姉に定期電話したら「あんたが倒れたらわたしはどうなるの?」といわれた。姪にもいってるらしいが、ほんまに倒れたらどうなる? からだが大事。今夜は早く寝よう。

まだまだ暑い

驚異的な暑さからちょっと気温が下がって快適だった数日、寝やすくて疲れから解放されたと思ったが、思ったのと反対にいっそう疲れた。姉がしんどいしんどいを連発するし、元気が売りの姪が半年に一度の集会を体調崩して休んだ。ほんまにしんどいお盆だった。

週に一度、姉のところに手伝いに行くが、今日は出かける時からしんどくて、行ってからも居眠りしたり、姉のベッドの掛け布団の上で横になっていたりした。
夜に雨が降ることを希望して植木の水やりをさぼって姉の家から出たが、昨日書いた歯磨きと蚊取り線香だけハンズでさっさと買って、あとは見向きもせずに帰ってきた。カバンも見る気がせず。
わたしだけではなく、だれもがしんどいのではなかろうか。そういえば、帰りのタクシーの運転手さんはひどい風邪をひいていた。

帰ってすぐにぬるいお風呂に入って、つぎはベッドでうとうとし、晩ご飯ができたぞといわれて食べた。チーズいろいろとトマトとキュウリのオードブル、いろんなグリーンの葉っぱと豆腐のサラダ、鶏肉の炒めたんとザワークラウト、トーストと紅茶。片付けする前にパソコン開いてメールやSNSを読んで、これ書いている。読む本、読みかけの本が山積みだ。でも今日は睡眠優先。

寝たら治る

昨日はいつもの木曜日と同じように姉の家に行き雑用して帰ったのだが、帰りしに梅田へ寄ってあちこちまわったのも疲れの原因になったみたいだ。とにかく体力、特に脚力が昔のようにはいかない。できるだけさりげなく歩こうと思っているのだが。

昨日は初めて読む多和田葉子さんの『献灯使』が届いていたのでちょっと読んだ。文庫化されたのが注文した翌々日に手元に届くという快挙だから短編ひとつでもすぐに読まなきゃ。
表紙カバーにいろんな賞をとった本の紹介があるのだが、芥川賞をはじめとして山ほどもらっておられる。タイトルがよかったので、泉鏡花賞を受けた『ヒナギクのお茶の場合』を続いて注文した。わたし当分多和田さんでいくみたいだ。

今朝はからだがだるくて10時に目が覚めたものの起きられず寝込んでしまい、次に目が覚めたのは1時だった。睡眠で疲れはかなりとれてあとはいつもどおり。洗濯して片付けして本を読んで、相方が聞いているヨーロッパのDJたちの演奏を長時間体感した。
これで休日は終わり、明日は土曜日、あさっては日曜日。

連子鯛のスープで風邪退散するか

朝から姉の家に行って雑用とおしゃべり。午後に20分ほど地区のケアマネさんの訪問があった。たいていの高齢女性がそうだと思うが、お役人が相手だとかしこまってしまう。普通の自分より高めに設定した自分になって受け答えするので、横から訂正を入れたりした。妹(わたし)と姪が週一に訪問している話をして、「れんらく帳」も見せた。わたしもけっこう高めの設定。でもさすがケアマネさん、すべてわかっている感じ(笑)。

帰りは蒸し暑いししんどいので、タクシーに乗ったら顔見知りの運転手さんだった。
8年前は行きも帰りも駅から歩いていたのが、5年目くらいから途中までタクシーをつかうようになり、去年からは行きしも帰りしもタクシーを使うようになってしまった。「以前は新大阪までよう乗せましたで」と運転手さん。「8年経ったら体も古びますわ、わたしはこのあたりをよく流してますねん、また会いましょう」だって。奥さんの病気の話で帰りの時間はまたたく間に過ぎた。
早めにタクシーを降り土佐稲荷に寄った。年の半ばの行事、茅の輪をくぐろうと思ったのだが、もう外してあった。残念なり。散歩して帰った。

家では料理が出来上がりつつあったので風呂に入って着替えした。相方がおととい映画を見るときにクーラーで体を冷やしたらしい。昨日から鼻水が出てなんぎしている。今日は頑張って買い物に行き、風邪退散メニューを作った。野菜サラダ、ジャガイモが入った連子鯛のスープたっぷり、トースト、漬物、リンゴ、もらってきたゴーフルと紅茶。食後に一眠りしてたけど風邪は退散するか。