重陽の節句には

昨日は9月9日、重陽の節句(菊の節句)だったなといまごろ思い出した。旧暦でいくとまだ先のことだが。ええと、いま調べたら10月9日(日曜)だからまだまだ先だ。10月なら菊の節句という感じがしてぴったりだ。

70年代に毎日のように通ったジャズ喫茶マントヒヒのマスターが青森県八戸出身で、田舎に帰るといろんなお土産を持ってきてくれた。地酒、近所の山で採ったキノコや木の実いろいろ、馬肉、ほや(貝)を瓶に入れてといろいろあったが、秋になると乾燥した菊の花があった。荒っぽいもの優しいものを大阪者にあじあわせてくれようという気持ちがありがたかった。列車で戻るとその足で届けてくれたので、その夜は宴会になったっけ。彼は数年前に亡くなったが、重陽の節句で思い出した。

乾燥菊はお刺身についているような小さい黄色い菊の花を集めてちょうど海苔くらいの大きさに仕上げてあった。どうやって食べたんだか調べたら、さっと茹でて和え物、おひたし、酢の物、天ぷら、吸い物にとあった。上品な秋の味だったなあ。さかずきに浮かべて月見をしながら飲んだら風流だろう。

昨夜の火事

昨日の夜中の2時半頃、消防車や救急車がすごい音を出しながら何台もうちの前を通って行った。窓から見ていると北へ行って西へ曲がっていく。なんだかすごい台数のようだ。北のほうからも来て西に曲がっているのがわかる。見に行こうかとは思ったのだが、結局は走る音が収まったので寝てしまった。

今日は午後から美容院へ行ったのだが、さっそく昨夜の消防車知ってたかと聞かれた。寝てたけど目が覚めて、起きようと思うとしんどくて、と同じようなことを言っている。朝起きてネットで調べたけど出ていなかったそうだ。
わたしも聞かれたから気になって帰ってから検索してみた。午後にアップされたニュースにマンションで火事があり女性がひとり亡くなったとあった。ああこれだ、あの時間に亡くなった方がいたんだ。

ずっと前のことだけど、うちのビルで火事があり消防車がたくさんきたことがあった。さいわいボヤですんだが、それでも昼間だったせいで野次馬がすごかった。昨夜の一人の人が焼死する火事ってどんなんだったろう。同じマンションに住んでいる人たちは生きた心地がしなかっただろう。
気をつけなくてはと改めて思った。火の用心。

暑い〜 猫の初盆

今日は格別に暑かった。今年はずっと暑いが今日は暑さの質が違う。うちは夕食後にクーラー消すとけっこう冷たい風が入ってくるのだが今夜は違う。でも切ってしまったので扇風機で補っている。明日もそのさきも猛暑の予報が出ている。熱中症に気をつけなくては。

明け方消防車数台と救急車の音で目がさめた。うちのビルの前で止まったので驚いたが、うちではなくちょっと先のようだ。ベランダから見ていたけど、なんにもわからない。眠くてたまらず汗になったパジャマを着替えてまた寝入ってしまった。
これだけ暑くてもすぐに寝入ってしまうのが特技、よろしおますやろ。

8時に起きてシャワーして白湯を飲んでネットを読んで姉の家に出かけた。地下鉄の駅に行くまで公園に寄り道したら土曜日のせいか野球をしている人たちがいた。蝉の声はもうおさまったのかわずかしか聞こえない。
新大阪行きの地下鉄は座れるのでありがたい。千里中央行きを1台やりすごして新大阪行きに乗り梅田で降りる。お弁当など買い物してタクシーで姉の家に直行。
クーラーの風よけになるように、通りがかりの売り場で薄手のスカーフを買った。姉はよそ行きにすると引き出しに仕舞いこむ。仕舞ったらあるのを忘れてしまうがな。

お盆のお供え菓子を買って行ったので仏壇に。くるくる回る小さな灯籠を出して組み立てた。毎年のことなのですぐにできる。
「チャー(いなくなった猫)の初盆や。帰ってきてくれるかな」と姉。「そりゃ帰ってきやるって」とわたし。

夏の花ジャノメソウ

近所のおうちの花壇に今年もジャノメソウがたくさん咲いている。ちょうど両手で抱えられるくらいの群れが、いくつかに分かれてあって見事だ。これを始めて見たのだったら夏向きの花やなと思うだけですんでいたかもしれない。可愛いけど変わってるな、南国調やなとか。
この花をはじめて見て以来何十年も経っているのにぱっと見て思い出したところに意義を見出しているわたし(笑)。

何十年も前にはじめて知り合いの家の庭に一群れ咲いていたのを見て変わった花やなと思った。それから何年か経った夏にその庭に行ったときは庭中がジャノメソウだった。庭の世話をする人がいなくなったら他の草を追い払って栄えていたのだろう。
その後すぐに家は取り壊されて、わたしも行くことはなく思い出しもしなかった。

数年前にいまの場所で久しぶりにジャノメソウを見てあの庭を思い出した。それから毎年今の場所に咲いているのを見せてもらっている。黄色くて中心が赤くて可愛い花である。その上に真夏の太陽に負けない強さがある。

大阪の蚊、大阪の蝉

今日は姉の庭の水撒きをしていて蚊に両腕のあちこちを噛まれまくり。ムヒを塗りまくってその上を掻いていた。いまはヤブ蚊でなく小さい蚊だが痒さはなかなかたいしたもの。お盆を過ぎたらヤブ蚊の天下になるだろう。そうそうクマゼミが鳴いていたが違う鳴き方の蝉もいた。なんていう蝉だろう。ちょっとおもしろい鳴き方だった。
蝉は噛まないからいいな。毎年のことだが蚊にはまいるわ。と言いつつなにも対策しないわたし。

昨日の夜はパソコン周りに蚊がうろついていたが、気にせずに片付けて風呂に入り寝床に移動した。ひと寝入りしたころプーンと気配がする。おお、腕が痒い。眠かったが起きて蚊取り線香をつけた。腕を掻きながら寝ようとしたら目が冴えてきた。結局2時間ほど横になっていたが頭は起きていた。たまらんわぁ。そのうち寝入ってしまったが。
今夜はちゃんと蚊取り線香を立ててから寝よう。いい香りの菊花線香。

そよ風で昼寝

昨日の午後は姉の庭で植木の世話の手伝いをして気持ちよい汗をかいた。蚊がすごかったので蚊取り線香を足元に置いて。アジサイとクチナシとガーベラが終わり、来月末には猛烈に伸びている萩が咲きはじめそう。水引草が早くも伸びて赤い花が地味についている。
隣家の紫式部がまだ花が咲いているのにもう実になっている枝もあり、ムクゲも地味に咲き出した。
うちはベランダ園芸をやめてしまったので、園芸趣味は姉の庭。

なんやかと疲れて帰ってお茶ときんつば(笑)。それから長風呂して片付けしてブログを書いてツイッターを読んで寝た。
今日お昼前に起きたが、まだ疲れが残っている感じ。夏の外出は出かけるだけで疲れるのに体を動かしたもんね。いつも昼ごはんを食べるとクーラーいれるけど、風がよく通るのでそのまま昼寝した。そよそよと音はしないがそんな感じで風が通っていき、あたまもからだも休まった。その後は猛烈な西日のなかクーラーつけてちょいと仕事した。

明日、あさっては天神祭ですなあ。

お別れパーティ

先日近所に引っ越してきた若夫婦がまた引っ越すことになった。前のときはあちらにお邪魔したので、今日はうちへ来てもらってお別れパーティ。
お互いに食事はすませてから9時集合。持ち寄りの酒の肴でビールとワイン。気持ちの良いかっこをつけない二人と3時間ばかりしゃべった。
普通に話していると、お互いにごく普通だが、今日はご飯をお釜で薪で炊いていた話でびっくり仰天された。それでダンナがテレビを天皇の結婚式のとき買ったとか、近所のテレビのある家にプロレスを見に行ったとかいうと、それってほんとにあったことかと驚く彼ら。おもしろかった〜

年齢差があって、育った生活がかけ離れていたのが、いま現在のネットや音楽や映画の話で盛り上がっているのが楽しい。
引越し後も遊びに来るそうだし、わたしらもそう遠くないのでワインをさげて遊びに行くことにする。

うちわを買った、スーパーで

毎年夏支度のとき数本のうちわが出てくるが今年はなぜか見当たらない。古びたのばかりだから去年の夏の終わりに処分したのかもしれない。天神祭の由緒ありげなのや、友だちが送ってくれた東京の古い神社のや、郵便局でもらった朝顔柄など無造作に投げ出してあったのに。
どこかでくれないかなと思ったが、昔のようにうちわをくれるようなお店に行かないものね。どこで売ってるかなと考えたら東急ハンズだ。おしゃれなうちわや扇子をたくさん売っている。心斎橋を通ったときにと思っていたら、荷物をたくさん持っていて立ち寄る元気がなかった。

さっきスーパーへ行ったとき、もしかして売ってないかと文房具売り場を見渡したら、あった、あった、可愛いうちわ。
相方用に朝顔柄、わたしのは海辺に貝がらが散っていて猫の親子がのんびり昼寝している柄。なかなか可愛くて気に入った。

そのうちに、物入れの隅っこから去年のうちわが出てきたりして。

痒いところに手が届く

もう10年よりもっと前になるが、虫歯の治療に近所の歯医者さんに行っていたときのこと。4つの治療椅子があって、2人の歯医者さんが治療するようになっていた。わたしは黙々と奥の椅子で治療中。もう一つの椅子には男性の患者がいて絶え間なく医師と話している。わたしはぼーっと聞くともなく聞いていた。いろんな雑談のあとで医師が言うには、「痛いと痒いはもとは同じですよ、痒いのがひどくなったら痛く感じるようになる」。ええっ!とびっくりした。初めて知った。
歯科医の椅子で得た新知識を帰ってダンナに教え、それから友だちに教えた。みんななるほどと納得していた。そのころはそれが真実とされていたみたい。

いまは誰でもはっきりと違うと知っていると思う。ネットで読んだりテレビでも言ってたりして。
わたしは「痒い人」なので、特に「痛いと痒いは同じである」をそうだと思いこんでいた。今は「痛いと痒いは違う」になるほどと思っている。

ああ、痒い。これは蚊に食われたせいです。

暑中見舞いの季節

そろそろ暑中見舞いを出さなっくては。兄にお中元を送ってもらったからお礼を暑中見舞いを兼ねて書く。それからきれいなポストカードで何枚か友だちに。
もう出していいのかしらと、出す時期を調べた。こんなこと覚えてたらいいのにね。

「明日のネタ帳」というサイトでは以下のようになっていた。
○夏の土用(立秋前、約18日)〜立秋の前日(8月6日) 2016年は7月19日〜8月6日。
○小暑(7月7日)〜立秋の前日(8月6日)
○梅雨明け〜立秋の前日(8月6日)

では、そろそろ書かなければ。切手帳からおしゃれな切手を探そう。
若いときはもっとも暑いのはお盆休みの頃だからその頃出したらいいと思っていた。ところが、お盆だと「残暑お見舞い」にせなあかんのやて。いまみたいになんでも検索というわけにいかず、年上の人に聞いたり、辞書をみたり、手軽な暦を買ってきて調べたものである。年のいった人が身近にいるのはありがたかった。
いまはいいね。「暑中見舞いのはがきの文章の構成、失礼のない書き方」やらなにやらいっぱい教えてもらえる。
ごじゃごじゃ言うとらんとはよ書いて出そう。