夏の終わりのラタトゥイユ

ラタトゥイユというおしゃれなフランス語を知ったのはかなり昔のことだ。新聞の家庭欄で紹介されていてフランス男性が母親の料理と言っていた。さっそくレシピのとおりに作ったが、百貨店の野菜売り場でズッキーニを探したんだっけ。小さいのが1本280円だったことをなぜか覚えている。それからうん10年、毎年おいしく食べている。

今日は姉の家に手伝いに行って買い物と家事労働とあんまで疲れて帰ってきた。通勤しているわけでもなく週に一度の労働なのに十分疲れる。すぐにお風呂で体をほぐして出てくると晩ご飯ができていた。今日はビールのおかずが鶏肉を炒めたのだったけどすごくスパイスが効いて辛くてうまかった。それと野菜サラダはグリーンと赤で美しい彩り。

そのあとにラタトゥイユのパスタとバケットが出た。夏の終わりのラタトゥイユはニンニクもタマネギもナスもズッキーニもピーマンもトマトもオリーブオイルが香っておいしかった。
ラタトゥイユは大鍋でつくったのであと2回食べられる。そのままでも、オムレツにしてもうまい。ダンナのやったことだけど、うまかったので記念に記しておく(笑)。

涼しくて生きかえる

今日は姉の家に行く約束をしているので早起きした。夏の朝はたいてい汗をかいて目をさますが、今朝は穏やかな目覚め。シャワーして身支度している間に曇り空がだんだん雨模様になってきた。これはあかんわと姉に電話して行くのは明日に延期した。
姉は雨なら整形外科に行くつもりを明日に延期して寝るわというので、「わたしも寝るわな、ほなあした!」。ほなもなにも横になったら、遠くで雷鳴がする。雨脚も強くなってきた。聞きながら寝付いて、ひと眠りどころかふた眠りして起きたら昼。雨は上がっていた。昨夜はばたばたして遅かったもんなと自分に弁解して(笑)。昨夜寝る前のお風呂マッサージが効いたのか今日は「こむら返り」もなし。

厚手のTシャツがちょうど乾いていたので着たら、昼寝中もちょうどよかったみたいで汗をかかずに過ごした。夕方には長袖出したがちょっと早かった(笑)。それほどまでに涼しい夜のいま、今夜もよく寝付けて明日は気持ちよい朝になるだろう。

午後はこむら返りでおどろき、夜は女ともだちと歓談

午後からつるかめ整体院に行った。気持ち良くのびて肩を触ってもらっていたら、なんと左足がこむら返りを起こした。足首の左側がつっている。右足もちょっとつっている。足首を動かしたら治ったけど、なんだったんだろう。あわてるがなー。先生が冷たいお茶を出してくれたので飲んだら落ち着いて、続いて肩の治療中じっとしていたらいつもの自分にもどっていた。
こむら返りはたまになるが、たいてい朝の目覚めのときである。今日はクーラーで冷えたのかも。

帰ってからネットをあちこち読んだら予防方法があった。
1食生活の改善、2睡眠不足の解消、3適度な運動、4ストレッチやマッサージ
1と2は大丈夫、3と4はわかっているけどさぼり気味なんでこれからは気を入れる。

夕方、ヴィク・ファン・クラブ会員のi さんとシャーロック・ホームズでご飯を食べた。今日はギネスをやめてお店お勧めのウェールズのビールにした。ちょっと変わった味のおいしいビールを飲んでおいしい料理を食べて、長時間のおしゃべり。わたしにとってはおしゃべりは食べる寝るの次に効くクスリだ。

蒸し暑いし蚊に噛まれるし

今年の夏は最高に暑かった。いっとき猛暑から解放されてタオルケット1枚では寒い!というくらいに涼しくなった。1週間もなかったけど。その後、最盛期よりはましだけどまた暑くなって今日に至る。今日の午後からの蒸し暑さはすごかった。じっとりと汗かいてTシャツ2回着替えたもん。いまは少しマシだけどそれでも暑い。

その上、目の前を蚊が飛んでいる。あっという間にキーボード打ってる右腕を噛まれた。さっきはテーブルに移動してコーヒー飲んでたら左腕を噛まれた。なんちゅうこっちゃ。結局血を吸われて逃げられた。
先日なにかの虫に刺されたらしく赤く腫れたことがあって、ムヒを買ってきた。その前はキンカン塗ってたことがあったが、ほとんど掻いている間に治るから薬なしで掻いている。でもせっかくのムヒがあるのだからさっき塗った。

蚊は猛暑のときは出てこないでちょっと涼しくなると出てくる。寝る前に蚊取線香を忘れずにつけておかねば。

猛暑疲れ

はじめて経験する暑さだった今年の夏。あんまりクーラーが好きでない我が家すら毎日お昼にはつけていた。西日が入る午後はカーテンをきっちり閉めてじっとしていた。そうすると暑くないから困る? そして用事で外に出ると殺人的暑さにおどろき、帰ってから氷水をごくごく飲んでいた。
ここ数日はどことなくしんどくて毎日昼寝している。夜よく眠っているのに昼間にまた眠くなる。ぼーっと眠くなって2時間寝ると元気を取り戻す。猛暑疲れやな。それと台風10号は大阪にはこなかったけど、その影響の気圧かなんかのせいで大気がおかしくなって人体にも影響があったんとちゃうやろか。

姉への毎日の電話では毎日いうことが決まっていて、今年はクーラーの点検修理したおかげでよく冷え、あんまり暑さを感じへんかったとのこと。私と違ってクーラーに弱くないから一日中つけていても平気なのだ。わたしは姉のところに行くときはソックス持参でダブル履きする。畳の部屋のクーラー冷えがこたえるのだが、姉は平然としている。不思議なもんやなあ。
姉は9月に入ってからはしんどいと言って、医者に往診を頼んで点滴してもらった。夏の疲れが出たからでしょうとのこと。点滴後はぐっすり眠ってしまうらしい。やっぱり夏の疲れは睡眠で補うことかな。

毎日ゴーヤ食べてます

先日タクシーに乗ったら道路がひどく渋滞してナンギだった。最初からよくしゃべる運転手さんだったが、時間がかかったぶんよくしゃべってはった。おもに健康の話で健康診断で血圧と血糖値が高かったこと、ラーメンが好きでしゃあないこと。お客さんは元気そうだと言われたので、毎日ゴーヤを食べてますからと答えたら、あれを食べるくらいなら血圧の薬を飲む方がマシだとのこと。「ゴーヤーチャンプルーおいしいですやん」とわたしが言って二人で大笑い。笑ったぶん、寿命が延びたかも。

ゴーヤはビタミンCに恵まれていて、ゴーヤ1本あたりのビタミンC含有量はトマト1個の約5倍、レモン1個分の果汁よりも多いそうだ。制癌作用があるとツイッターに書いている人がいた。うまくて体にいい食べ物が安く手にはいるって最高。

我が家の料理人は新鮮なゴーヤが手に入ったら薄切りしてグリーンサラダに入れる。ゴーヤーチャンプルーをするときは豆腐、豚肉を細心の注意を払って料理するのであっさりとおいしい。

お彼岸まで気が抜けん

昨日は一日中雨が降ってときどき大雨になり、気温が上がらなかったから部屋にいれば涼しくて過ごしやすかった。明け方少し開けた窓から風が入って寒かったので寝ぼけながらも閉めた。寝ぼけてはいたが外がすごく明るくて昨日と大違い。また寝入ってしまったが目が覚めてすぐに洗濯して干した。
昼ごはんを食べてパソコンに向かっていたらすごく眠い。ゆうべもよく寝たのにまだ寝足りないみたい。横になったら爆睡2時間、寝る子は育つ? いやいや年寄りには現状維持のための昼寝が必要ですがな。笑
おいしい晩ご飯を作ってもらって食べたら、また眠い。これでまた寝て目を覚ましたら今度は夜中に眠れなくなると思ってコーヒーを淹れた。

今日は一日中家にいたが涼しかった。大阪の温度を見たら最高が29度だった。過ごしやすいはずだ。明日の予想は31度か、まあまあやな。しかし、あさって9月1日は35度である。9月の半ばまで、いやいやお彼岸まで気が抜けんなあ。

青竹踏み

青竹踏みが身体によいと聞いて竹を買ったのは10年以上前のことだが、踏むと足の裏が痛くて無理。できないのはわたしだけかと悩んだが痛いものはしかたがない。使わないまま部屋の隅でホコリをかぶっていた。
1年くらい前に座っているときの足台にどうかなとパソコン机の下に置いて、座っているときは足を乗せるようにしていた。踏むのには遠いがいくらか足裏に刺激がある。
数日前のこと、なにげなく立ったとき踏んでみたら、あれまあ痛くない。10分ばかり踏んでいたが痛くなくて刺激があって気持ち良かった。なんてことだ。毎日のせていたから慣れたのかな。まだなにも成果はないが体にいいんだろうなという感じはする。
風呂上がりがいいらしいから毎晩寝る前のお風呂から上がったときにやればいいね。それ以外にもいつも足の下にあるのだから、ときどき立って足踏みしたらいいのだ。

「外反母趾の改善に! 青竹ふみと竹皮草履」という記事もあった。実はわたしは外反母趾でもある。竹皮草履を探して買うことにしよう。

今年のセミ

今日会った人が「土日に田舎に行ったらヒグラシとツクツクボウシが鳴いてましたよ」と言った。「大阪ではクマゼミしか鳴けへんもんね」と返事したが、ヒグラシってどんな声だったかな。ツクツクボウシは千里まで行くと聞けるけど、千里も長いこといってへんので、やっぱり聞いてない。でもツクツクボウシは名前の通りに鳴くからすぐに思い出せるが、ヒグラシはどんなだったかな。ということで、いまYouTubeで聞いたところ。説明どおり「カナカナカナ…」と聞こえていた。秋を告げる鳴き声と言われると、そうかなと思う。

うちの近所では梅雨の終わり頃にクマゼミが街路樹で鳴き出した。数日後に公園に行ってみたら、おそろしいほどの大合唱でうえーっと耳を押さえるほど。長堀通りの真ん中の遊歩道のところでも朝のうち通るとよく鳴いていた。
ところが梅雨が終わって猛暑になったら静かになったような気がする。街路樹のほうも静かになった。
短くも激しく燃えた今年のクマゼミたち。もう少しで猛暑も終わるかな。

足はおもうように動かずとも

なぜか計画とか計算が苦手でたいていのことを行き当たりばったりでやってきて、それなりにうまく収めてきた、と自分では思っている。からだは小さいがわりと丈夫で思うように動けていた。口もからだも達者だったのね。ところが最近は思いに体がついていかない。特に歩き過ぎがたたったと思うが膝を悪くした。膝痛とは長い付き合いになった上に治療に通ってもなかなか良くはならない。膝痛に緑の野菜が良いというのを知って相方がいろいろと食べさせてくれている。もっと体重を減らしもっと体操をしなくては!という結論はいつも同じ。

さっきまで当ブログの整理をしていた。過去のブログに書いた原稿が置いてあるので残そうと思うものをこちらにアップする。面倒な仕事だが過去の記事を読むのはなかなかおもしろい。

「足はおもうように動かずとも」という言葉が出てきて、うーんとうなった。
2012年6月24日の「酒井隆史『通天閣 新・日本資本主義発達史』読書は佳境に入っているが」という記事。
映画作家川島雄三が織田作之助を評価していてこう述べている。
【しかし、「故郷はない」とつねに断言し故郷の根を断ち切っていたからこそ、都市と故郷をかさねている者とちがってより見えてくる「都市的なもの」もあるはずだ。そもそも、歴史のなかで「都市的なもの」を形成してきたのは、この「根を断ち切った」者たちの群れではなかったろうか?】
【課題は、織田作を織田作自身から逃がすことであり、大阪を大阪自身から逃がすことであるように。/足はおもうように動かずとも、そう、それは魂の問題なのだ。】

こつこつとやってる作業が役に立った。「それは魂の問題なのだ。」という美しい言葉に再び出会った。鼓舞された。