リドリー・スコット監督『ブレードランナー』

『ブレードランナー2049』を見てから前作の『ブレードランナー』を見たくなった。1982年に映画館で見てからテレビで見た記憶がなくて36年ぶりということになる。その間にフィリップ・K・ディックの原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んだ。それ以来、近未来SFやディストピア小説を読むようになった。ミステリー(最近は北欧の警察ものが好み)ほどではないが、けっこう読んでいる。

『ブレードランナー』のいろんなシーンをかなり覚えていて我が家の会話には近未来社会系の話がしょっちゅう出てくるのだが、なんと『ブレードランナー』は2019年の物語なのである。都会の空をぶんぶん飛ぶたくさんの車を見て、来年は大阪もこうなっているのかしらと思いました(笑)。
叛逆するレプリカントのリーダーが美しいと思ったら ルトガー・ハウアーだった。一時期彼が不気味な役で出る映画を何本か見たことがあった。
「49」では老けたデッカードだったが、こちらは若くて美しくて激しい戦闘場面をよくこなしている。いろんなことを考えさせた『ブレードランナー』であった。

ゆるい土曜日

昨夜はゆっくりとストレッチしてお風呂に入りゆったりとぬくもってから白湯を飲んで寝た。去年の暮れからのバタバタが終わり最近はこういうありがたい夜が多い。眠れない夜がなくなり、目覚めたときが快く、だから一日が快調である。自営業で仕事をしているときはこうはいかなかった。長い間、月曜日から金曜日まで緊張が続き、土曜日になると下痢してた。夜は寝つきが悪かった。

いまは仕事はほとんどしてないし、通勤がないし、朝起きてから夜寝るまで外へ出ない日も多い。去年までは仕事はヒマになったけど、週に一度だけど姉の家訪問、毎夜の電話かけで消耗していた。どうってことないと思ってたけど、疲れがたまってしまったのだ。これからは気をつける。

今日は読書をがんばった。サラ・パレツキー『フォールアウト』の半分以上きたのでもう少し。あと2日くらいで読み終わるかな。
そして、毎月書いているけどヴィク・ファン・クラブの会報作り。今日土曜日だから来週いっぱい頑張る。

カフェオレボウルで夜のココア

最近は豆乳ばっかりで牛乳を飲まなくなった。先日ココアが飲みたくなって牛乳も買ってきたが、余ってしまいそう。もったいないと今日のような留守番のときはたっぷりつくってカフェオレボウルに縁までいれて飲むことにしている。ボウルを持つ手が熱い。
ああっうまっと声に出る。甘いけどうまいから黙々と飲むことにしよう。体重計は冬の間は無視ということで笑。

カフェオレボウルってふだんあまり使わない。コルカノンを盛ったらどうかなといま思った。そうだ、そうしよう。

カフェオレ ボウル、たくさん持っていたが、割ったり人にあげたりで減っている。一時はいろいろ買って飾ったりしていたが、いつのまにか陶器を買い集める興味がなくなってしまった。いまは6椀くらいあるかな。これは捨てられないと決めたお気に入りもの。けっこう高かったのも普段使いする。

いまお気に入りの薔薇の花模様のボウルでココア飲んでるけどおいしい〜

2日続けて『ブレードランナー2049』

今日もオーケーというので2度目をありがたく見ることにした。
昨日は見終わってから昔見た『ブレードランナー』(1982)を思い出して記憶を喋りあい、その上で見たばかりの「2049」について感想のようなものを話し合い、ネット検索して人様の意見を読み、おおいに満足して寝付いた。

出演者の紹介を読んでいたら、ロビン・ライトが出ているのがわかって、あのきれいで毅然とした人がロビン・ライトだったのかと感慨ひとしお。
『ギルティ・オブ・ラブ』『シーズ・ソー・ラヴリー』『メッセージ・イン・ア・ボトル』くらいしか見てないけど一時大好きだった。ショーン・ペンと結婚してたときは好意を持ってたなあ。今日もジョシ警部補役が毅然としててよかった。

2度見るとストーリーや役柄が納得できてすごく楽しい。近未来の世界に引き込まれてしまった。もっとしゃべったことなんか文章化したいけど、今日も興奮したということでおしまい。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー2049』

うちのパソコンで『ブレードランナー2049』が見られると聞いて、用事をみんな棚上げして夕食後iMacの前に座った。
『ブレードランナー』(1982)を見たのは封切り後3ヶ月くらい後だった。わたしは当時『スター・ウォーズ』のハリソン・フォードが嫌いだったので見に行かなかった。行った男組がみんな「いい、いい、よかった」といいまくるので悔しくなって行ったのだった。実際見たらそれはそれは素晴らしい作品で、すぐに原作を読み、SF小説はあまりすきでなかったのにそれ以来かなり読んで、SFファンとまでいかないがけっこうSF好きになった。

小説もいいけど、映画のほうがずっと身近に感じて、相方がもともとからSFや活劇が好きなこともあって付き合ってよく見るようになった。見ればけっこう好きなんである。

今夜はじっと座っていたら腰に悪いなあと思いつつ、じっと座って『ブレードランナー2049』の世界にはまっていた。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督すごい。

こんなに寒い冬

今日も寒かった。ベランダを通る風が冷たくて洗濯物を干す手が凍りそうだった。
地球温暖化という言葉は長い間によく聞いてきたけど、今年の寒さはどっちかというと、「地球寒冷化」といったほうがあたっているように思える。
ガスヒーターが去年までは暑いほどだったが、今年は寒さをカバーしきれていない。こたつというのを使ってないので、オイルヒーターと両方合わせても床から寒気があがってくる。こたつとテレビがない生活なんで(笑)。

だから寝るときは湯たんぽの世話になっている。厚手のパジャマとぬくぬく毛布で身を包んで足元には湯たんぽで、万全の対策。
起きてるときはたくさん着込んで厚手ソックスを履く。スリッパ履いたら蹴つまづいて転んだらあかんのでソックスでがまん。

今日は本から仕入れた知識で両膝の横下に使い捨てカイロを貼ってみた。ほんのり温くて気持ち良い。カイロの買い置きしとかねば。

読書生活再開

いまようやくサラ・パレツキー『フォールアウト』を読んでいる。おもしろくてどんどん進み3分の1までいった。明日も読み続けるだろう。なんかようやく本来の自分にもどった感じ。

去年の11月くらいからちょっと硬い本を連続で読んでいた。『ハンナ・アーレント』は映画を見てから伝記を読み、夫のハインリッヒ・ブリュッヒャーとの間柄に憧れた。著書は読もうと思いつつまだ読んでない。同じ頃に映画『サラの鍵』を見て、慌てて原作(タチアナ・ド・ロネ)を買って読んだ。原作も映画もこの日記に感想を書いてある。1942年ナチに占領されたパリでユダヤ人たちが逮捕されヴェルディヴ→アウシュヴィッツに送られ殺された。生き残った一少女のそれからの人生のつらさを掘り下げて書いた秀作。

続いて山本やよいさんが訳された『否定と肯定』をいただいて、これは真剣に読んだ。アメリカの大学で現代ユダヤ史を教えるデボラ・E・リップシュタット教授の法廷での闘いが、繊細に真剣に記されている。

12月中は読むのに精一杯で、真面目な本たちのそれぞれの感想を書いてないのは頭も疲れて文章化ができなかったから。
いま2月も半ばになって読書欲が湧いてきた。続いて感想を書く欲が湧いてくる予感がする。
いま、手元にある読みかけ本は、鹿島茂『パリの秘密』『明日は舞踏会』、富岡多恵子『釋迢空ノート』、白波瀬達也『貧困と地域』、まだまだあるので当分困らない、どころかあって困っちゃう(笑)。

ストレッチしてお風呂に入る

突然の体調不良で去年の末に倒れてからぼちぼちと1ヶ月で復活、その間に学んでわかったのが、この病いは「脊柱管狭窄症」ということ。治し方はストレッチを真面目にやることだって。この病いからストレッチで解放された義弟に教えてもらった『脊柱管狭窄症は99%完治する』(酒井慎太郎 幻冬舎 1100円+税)を教科書にしてストレッチ続行中。脊柱管というものが背中にあり、そこが狭窄しているので対策するわけだ。
わたしにはその上につるかめ整体院がついているから鬼に金棒である。環境は整っている(笑)。

いままでストレッチとか体操とか教室に行き、本を買い、どれだけやろうとしたかわからないほどだ。新聞や雑誌の切り抜きもたくさん保存している。やりかけるのはいいが長続きしないのがわたしの体操。読んで納得して一度やって、何度かやって、いつの間にかやってない。

今回は長続きさせようと思っているし、長続きしそうだ。なぜかというと、ストレッチの教え方がわたしに向いているから。わたしでもできるように書いてある。読むと理屈を納得できる。
テニスボールを首にあてる、肩甲骨にあてる、背中にあてる、背中にごろごろさせるなど、単純なのがいい。首や背中の凝りが実際にとれていく感じが気持ち良い。ストレッチしてお風呂に入るのがいまいちばんの快楽である。

雨の土曜日

久しぶりに降った雨、空気がしっとりして気持ちよい。洗濯は休みと決めてるからゆっくり起きた。いつもゆっくりだけど、土曜日気分を味わおうということでことさらゆっくりした。あらま「ゆっくり」と3回も書いている。今年のテーマは「あわてずゆっくり」としよう。振り返れば、どれだけ慌て者で「ゆっくり」とかけ離れていたかが見える。「転ぶ」のが得意(?)で、ちょっと思い出しても大阪ドーム前、心斎橋筋、アップルストア階段と華やかなところで転んで恥ずかしい思いをした思い出がどっさり。

今年になってから遠出してない。遠出どころか近くにも出てない。5分で行ける美容院と整体院だけで、郵便局へ一回行っただけ。整形外科の内覧会に行ったのは車椅子に乗せてもらった。
買い物や銀行は相方に頼みだしたら、向こうの方がこういうことにも達者なのがわかった。わたしのレゾンデートルの危機(笑)。
もうちょっと暖かくなったら外をしっかりたくさん歩く練習をしなくちゃ。それまではストレッチをがんばろ。

納豆汁で温まる

納豆ご飯は基本のもので美味しいけどこっちのほうが好き。冬は特に。ご飯は飯茶碗に盛り納豆を入れた味噌汁はどんぶり鉢に。先にぶりの塩焼きと蒸した温野菜でお酒(今日は赤ワイン)を飲み、そのあとでご飯と納豆汁を食べる段取り。白いご飯に海苔がうまい。
味噌汁は出汁に油揚げ、豆腐、ネギなどで仕上げ、最後に納豆を入れてつぶしよく沸かす。わたしは七味をふって辛いのをふうふういいながら食べる。豆腐は大きくちぎっていびつな形のが気に入っている。

ご飯のあとはほうじ茶。片付けしてからビスケットとココアで和んだ。
明日の朝は残った味噌汁にお餅を入れて食べる。これがまたうまいのだ。