丑三つ時に見た昨夜の月

昨日はなんやかんやの夜更かしでいつものことながら横になるのが夜中の2時を過ぎていた。寝る前に空を見るのが毎日の習慣になっている。昨夜はいざよい(十六夜)の月がきれいに見えていた。直前までは雨が降っていたのに、見たときは雲が途切れていた。幸福感でいっぱいになった。安上がり(笑)。

そのちょっと前、満月の前々夜だったと思うが月と木星が綺麗に見えて大喜びした。季節によっては(いつのことやら忘れているが)月と金星を毎夜見られたときが続いたのを思い出した。わたしは天文大好き少女であるが、科学的な部分が抜けているので、見たときに「見えた、見えた」といって喜ぶだけである。写真を撮る気もなく、ツイッターでフォローさせてもらっている天文写真家さんの写真を見て「これやこれや」といって喜んでいる。

今夜ももう少しして丑三つ時を過ぎたら外を眺めよう。いつか幽霊が出るかもの草木も眠る丑三つ時の快楽、月と星眺め。

ああしんどぉ

梅雨のような気候で体調はどことなくしんどい。食欲は満点で洗濯やら片付けやらしているが、なにかやると途中でしんどくなる。時間が来るとちゃんとお腹が減るのはなんでやねん。用事をするのはトシには勝てんといっておいて、お腹が減るほうは年齢に関係ない笑

ヴィク・ファン・クラブの会報のことを今月は何回ぼやいたかなあ。ようやく昨日綴じたのを今日は封筒入れして、古い切手の金額を確かめながら貼った。途中でいやになって該当金額の切手を貼ったがこの調子ではいつまで経っても古切手がなくならへん。ずっと昔、切手蒐集しているときは楽しかったけど。

午後につるかめ整体院に行って体調を整えてもらった。池波先生のおかげで、あちこち疲れている。読むのをあせらなければ目も腰もこんなに疲れなかったはず。触ってもらっているうちにぐっすり寝込んでしまって自分のいびきで目が覚めた。かっこわるぅ。

姉の家のお手伝いを毎週なら明日だが隔週にしたので、明日は家で読書できる。
最近サボり気味のストレッチに気合を入れなきゃ。

疲労と回復、楽しいVFC会報

夕方から雨がぼちぼち降り出した。湿度のせいかあちこちしんどい。とかいっても、疲労の最大原因は『剣客商売』読書。眼精疲労もあって肩が凝っている。それくらい面白いんだからしゃあない。罪は本でなくわれにあり。

午後遅くふじさわ整形外科で診療してもらい注射とリハビリ。先生にだいぶ慣れて冗談を言い合い楽しい治療(笑)。
夕方、肩こりのほうはサロンパスを貼って、目は使わないことだとベッドに横になった。ちょっとと思ってたけど、横になったら眠り込んでやっぱり1時間を超えた。でも目も肩もすっきりまではいかないが、かなり上向いた。

昨日でヴィク・ファン・クラブの会報が出来上がって今日は綴じて送る作業の予定だったけど、綴じたところまでで一休み。晩ご飯を食べたらしようと思っていたが時計を見たら11時である。こりゃいけません。5月号だから5月中に着いたらいいかと思ってたが、5月中にわたしの手を離れたらいいか。楽しい会報、我ながらようやっている。

グザヴィエ・ドラン監督・脚本・製作・主演『マイ・マザー』

ツイッターなどで名前ばかり目にしてまだ作品を見たことがなかった監督で俳優のグザヴィエ・ドランの第1作『マイ・マザー』をようやく見た。2009年に製作されたカナダの映画。
わたしの好みの作品ですごくよかったとしかいいようがない。
ユベール少年の美しさに惹かれた。友人もいい。母親はその世代の女性のいやらしさと人の良さがあってそんなもんよねという感じ。若くしてうまい作家である。
女性の先生がよかった。生徒を泊めるのは禁じられているといいながら泊めてくれて、ユベールに才能があるから彼が書いた詩を新人賞に応募したという。
お別れに詩集をくれて◯ページの詩を読むようにいう。だれのなんという詩集だろう。

池波正太郎『剣客商売 番外編 黒白』を読み終わった

もう1ヶ月になるが『剣客商売』をまとめて友だちにもらってもらった。名残惜しくてつい読み返したのがいけなかった。最初から読んで、読み終えてから結局3回持って行ったのだが、目は疲れる肩は凝るでおおいに疲れた。その上に別冊の「黒白」がすごくいいと聞いたので買ったら分厚い上下。ちょっと読み出したらきりがない。秋山小兵衛の若き日というより壮年期を描いており、妻のお貞との結婚生活、息子の大治郎が育っていく姿がとてもいい。

「黒白」はただ秋山家の物語というだけでなく、もう一人の主人公、波切八郎の物語でもある。八郎は小兵衛とどっちかというほどのすごい剣術つかいである。木剣で立ち会って小兵衛が勝った。それ以来八郎は真剣で勝負したいと思い続けて試合を申し込む。小兵衛は応じてその日に待っていたが八郎は現れなかった。武士の義理を捨ててしまった八郎は暗殺者の道を歩むようになる。女性に触ったこともなく剣の道に勤しんでいた彼に寄ってきたお信に惚れ込んでしまう。謎の女お信への純愛につい波切さんを応援してしまった。

一方、小兵衛はお貞と死に別れ、次の女には逃げられて、最後はおなじみの「おはる」と長く暮らすことになる。
いろいろあったお信と八郎が結ばれて幸せそうな最後のシーンがうれしい。
武士道と恋愛とが縦横に描かれた時代小説。楽しんだ。

北堀江ベースでジャークチキン

大きな水道工事で今日一日中断水とのことで、お風呂に水を張って、大鍋とやかんにも水をいっぱいにしてある。とはいえお昼ご飯を作ったり洗ったりするのが面倒だから、こんなときこそジャマイカ料理のベース(Base Island kitchen & 焼き菓子 工房)で食べようと出かけた。琴美さんは相変わらず元気で、キッチンの仕事ぶりの鮮やかな手並みを感心して見ていた。
一人で来ている女性ばかりで静かな店内でご飯がうまい。隣に座った女性は料理がくると写真を撮っている。SNSにアップするのかな。
相方は昼間っからビールを飲んで呑気な父さんである。料理の量が多いからわたしのおなかは腹一杯。その上にケーキも一個ずつ頼んで食べた。お腹がきつい。

このところ、家から歩いて行けるか車椅子で押してもらって行ける範囲の外食が多い。1月から2月、3月、4月とほとんど家にいたから、近くであっても出かけたい気持ちになるのかな。そのうちもっと遠出をしたくなるかもね。目下のところは姉の家にタクシー乗り付けしか出かけてないけど。もうちょっと元気が出たら梅田へ出るかな。

日焼けとシミ

全然爽やかでない5月、買い物に出てもすごい日差しで日傘を持ってないと日焼けする。わたしは日焼け止めクリームを塗ったことがないから顔はシミだらけだけど、まあいいや。フランス在住のデザイナーさんの写真がお洒落雑誌の表紙になっていたが、わたしとどっちかというシミの多いお顔だった。いまはシミを自分の特徴として堂々と見せる時代だとわたしは思ってる。

真っ黒に日焼けして火災保険の営業マンが来た。精悍な感じがするビジネスマンである。もう30年くらいお世話になっているので少ない保険料だけど、なにもなく5年経ったので延長の手続きをした。わずかながら何十年も火災・地震保険を払っている。火事や地震で被害を受けてもMacと周辺機器がすぐに用意できるように。

昔は雑談しに来てたような営業マンだけど、前回からはそんなヒマはなさげに早く腰をあげはる。ビジネスの世界も早く早くになってるのだろう。昔は仕事の材料屋さんなんかくると、長いことしゃべってったもんだけど、いまはネットで注文やし。わたしの雑談力を活かす相手が減った(笑)。

初夏の味トビウオ

半月ぶりに姉の家に出勤。近所のスーパーで買い物してタクシーで行く重役出勤である。行きしからお日さんが照りつけて暑い。タクシーの運転手さんが珍しくクーラーをつけない人でよかった。
今日のランチはマグロのにぎりセットとかぼちゃの炊いたんと金時豆の煮豆。デザートはあんまき、おやつは柏餅。ニュースと犯罪ドラマを見ながら姉の肩と背中をマッサージ。重役だから帰りもタクシーで新御堂→中之島→御堂筋→と大阪の一番いいとこを通った。

帰ってお風呂に入っていたらご飯ができて、ビールと日本酒、ジャガイモとセロリの蒸し煮、トリの唐揚げ(お店品)とレタスとラディッシュ、初夏の味覚トビウオの塩焼き、山菜ご飯(無農薬野菜のお店製)。大きなトビウオの塩焼きを大皿でつついて食べたのがおいしかった。

本がお酒にかわった

昨日も書いた池波正太郎『剣客商売』だが、今日残った数冊を持っていった。うちはこれでおしまいだけど、引き取る方はこれから。持って行ったらすぐに読んでいるそうだから、もう数日の楽しみかな。とはいえ一回読み終わっても、少ししたらまた読みたくなるはず。当分楽しめると保証する。3年経ったらもう一度読んで楽しむ(笑)。

本のお礼に日本酒「慶紋東長」をもらった。佐賀のお酒で見るからにうまそう。
うちはこういうことは手早いので、早速冷やして晩の一杯にと酒の肴を買いに行った。かつおのたたきに、にんにくと玉ねぎとねぎを刻んだ薬味で。酒と肴がよくあった初夏のご馳走。いやあ、うまい酒だった。肴もうまかった。秋山小兵衛の気持ちになって、もういっぱい、なんて。
もうちょっと残してあるから明日の楽しみとして、お酒の後はきつねうどんでお腹いっぱい。

池波正太郎『剣客商売 番外編 黒白』を読み出した

いま忙しいのでもっと先にしようと思っていたのだが辛抱できずに読み出した。
当ブログに『剣客商売』文庫本16冊を近所の友人に進呈することにしたと書いたら、池波ファンの友人が自分たち母子は「黒白」が好きだとメールをくれた。「kumikoさんはどれが好きですか」と聞かれて慌てて調べたら「黒白」は別冊で、わたしは読んだことがなかった。また慌てて『剣客商売』本編のほうをかなり読み進めた時点で「黒白」をアマゾンに注文した。届いたのを1週間ほど枕元に置いておいたがついに今日読み出したというわけ。
ところで、本編のほうで好きなのはどれかの返事をしてなかった。ゆっくり考えよう。

「黒白」の最初のところで秋山小兵衛と試合をする予定の剣客が出てきたが、まだ小兵衛は出てこぬ。まだ10ページぐらいしか読んでないからしょうがないね。どうやら若き日というか働き盛りの小兵衛が出てくるようだ。友だち母子が一番良いというのだから楽しみに読み進めよう。