豆乳のココアで和む

豆乳が1本あるといろいろできる。晩ご飯は野菜スープだったがスープに豆乳を入れてマイルドに。缶詰のトウモロコシを入れた豆乳スープも簡単でおいしい。雑穀を混ぜた豆乳スープも好きだ。プラス果物で朝ごはんにいい。

今夜は久しぶりに甘いココアを飲みたいとリクエストがあったので、ヴァンホーテンのココアの粉と輸入砂糖をお湯で混ぜて沸騰させてから豆乳を入れて沸かした。お店で飲むココアの味を忘れてしまったが、この豆乳ココアの味もけっこういける。

おととい、昨日、今日と暖かいような涼しいような、寒ささえ感じる日々と夜にちょうど体と同時に気持ちも温もるココア。

近所めぐり

今日は公園へ「歩き」に行った。行きしは車椅子に乗せてもらい公園に着いたら歩くという予定。わたしの頭には薩摩堀公園があって、バス停の奥の道のへんやといったものの確信はない。相方が地図を見て島津公園というのがあるでという。両方とも鹿児島と関わりがある名称だから行ってみようと島津公園に行った。近くなのに知らなくて中に入ったのは初めて。木々が大きく育って風格がある。ぐるりと道が造ってあるので散歩に最適だ。クローバーとハルジオンがいっぱい咲いていて楽しい。大きな藤棚があり葉が伸びている。花が咲いたら垂れ下がってきれいだろう。子供たちが遊んでおり、犬連れの散歩者もかなりいた。大きな病院の側だから入院患者さんたちの散歩にも利用されているだろう。

つぎに最初に目指した薩摩堀公園へ。何度か通りがかりに立ち寄ったことがある。こじんまりしているが風格のある公園だ。真ん中に大きな銀杏の木がある。黄葉したときの見事さを思い出した。

帰り道、新しく近所にできたカフェでお茶しようと入ったら、今日はキッシュが美味しいですとお店の若者がいう。ワインとキッシュ、そのあとバナナケーキとコーヒーでお腹ができあがった。
用事を片付けお風呂に入ってお腹を減らしてから、晩ご飯はソーセージとコルカノンでビール。

暑かったり寒かったりで疲れる

今日は朝からからだがしんどかった。パソコン前でももひとつピリッとしない。こんなときはと『剣客商売』を読んでみたが、秋山小兵衛が老いを感じて心境を述懐していたりで、これまたしんどい。最後にばったばったと賊を切り倒して小兵衛側が勝つところを読んでもしんどい日はしんどい(笑)。

先日関東在住のUさんが『剣客商売』シリーズで自分たち(本人とお母さん)が好きなのは『黒白』だと教えてくれた。わたしが読んでいるのは新装版の文庫16冊で、友人に進呈することに決めている。いまは名残の読書中なのである。えらいこっちゃ、『黒白 上下 番外編』読んでないやん。それですぐにアマゾンに注文したのが今日届いた。分厚いが文字が大きくて読みやすそう。ここまできたんやからゆっくり読もう。

昨日の暑さから今日の涼しさ。この気候の変化でしんどいのかな。昨日は半袖Tシャツだった。今日はその上に薄手のセーターを着ている。寝るときは薄手のふとんを掛けているがこの数日は汗をかいていた。夏布団に替えようかと思っていたが、今夜は寒いからまだ替えられない。どうなってんねんの5月。

今日はイアン・カーティスの命日、アントン・コービン監督『コントロール』

ポストパンクのバンド「ジョイ・ディヴィジョン」のボーカル、イアン・カーティスが23歳で自殺してから38年経った。今夜は映画『コントロール』を見て、いまも大好きなイアン・カーティスを偲ぶことにした。
当時はお金がないのに輸入レコード店で高価な最新輸入レコードを吟味して買うのが楽しみだった。レコードジャケットのデザインが素敵で買ったのがこの「アンノウン・プレジャーズ」だった。レコードを繰り返しかけていっしょに歌っていたあのころ。いまも大好きで、たくさん聞いてきたパンク、ニューウェーブのレコードの中でも一番好きな曲だ。

マンチェスターのバンドということも好きなところ。行ったことはないし、イギリスのどこらへんかもよく知らないが、ミステリーで身近になった。ニコラス・ブリンコウ『マンチェスター・フラッシュバック』は捨てがたい魅力のある街マンチェスターが出てくる。

映画を見終わってよかったなあというのみ。いまも好きです、イアン・カーティス。

「アンノウン・プレジャーズ」のレコードジャケットのデザインについて検索したら、「ジョイ・ディヴィジョンのアルバムカバーの謎が今明らかに」というサイトが出てきた。38年経って謎が解けました。

今夜はスリランカ風カレー

午後から歩きの訓練を兼ねて買い物につきあい近場をうろうろ。田舎から持ってきた無農薬野菜をいっぱい、ついでコーヒー豆と紅茶を1週間分、それからスーパーでの買い物は、わたしは外で座って待っていた。二人分の買い物なのにすっごくたくさん。大食漢が二人〜

疲れた足を労りながら前から気になっていたカフェへ。コーヒーとスコーンを頼んでまったりした。
こんなんで午後が終わって時間がもったいないけど、足の運動と買い物と「まったり」の3つを同時にするためだから当分はこんな日が多くなるだろう。

帰ってから相方は予定の晩ご飯のスリランカカレーにかかった。いままで食べたことがないが、大皿にいろんな種類を盛る華やかなカレーなんだって。ココナッツをいっぱい使うそうだ。
わたしはヴィク・ファン・クラブの会報原稿の整理にかかったが、途中でさぼって『剣客商売』を持ったら止まらないヤメられない。ナンギなことである。未読があと4冊。

さて、スリランカ風カレーができて夕飯。
前菜:ほうれん草のおひたし、豚肉と野菜の炒めもの、スリランカ風:鯖のカレー、レンコンのカレー。
うまかった。いつもの鯖と違うエキゾチックな味だった。レンコンめちゃうま。

ダニー・ボイル監督『T2 トレインスポッティング』とイアン・ランキン

2017年製作のイギリス映画。1996年製作の『トレインスポッティング』から20年ぶりの続編ということで期待して見始めたんだけど、前作での印象的な画面以外はほとんど忘れていて、のめりこめなかった。
『トレインスポッティング』を見たのも封切りからかなり後になってからで、友人の男子が騒いでいたから促されて見たようなわけで。でも見たらとても面白かった。それで期待はしてたんだけど。もう一度前作を見てから気持ちの準備をして見たらよかったかもしれない。
今日はとりあえず、見たというだけ。

エディンバラの高地というか丘というか、木々の緑と空の色がよかった。
久しぶりにイアン・ランキン描くエディンバラを思い出した。ジョン・リーバス警部とシボーン・クラーク部長刑事。エディンバラの上品ではない地域で働く警官たちの物語だが、映画に出てくる壊れそうな住宅に彼らが出入りする姿が目に浮かんだ。

イワシの唐揚げ

最近なにかで読んだんだけど目の健康に青魚とほうれん草が効くという。うちはほうれん草だけでなくブロッコリーやキャベツや緑色の野菜を毎食食べているけど、それ以来意識してほうれん草を食べている。そして、青魚!魚を食べるときは青魚ばっかりである。そういえば、わたしの育った家は、ご飯、味噌汁、鯖の煮付け、ほうれん草のおひたし、漬物が毎日のメニューだった。鯖の代わりに秋刀魚やアジやイワシ、ちょっと上がって鮭だったかな。いいトシしてなんとか『剣客商売』を特急で読めてるのはそのおかげかも。

最近は相方がスーパーに遅めに行って値段の下がっている青魚をたくさん買ってくる。帰って下処理をして翌日に料理して食べる。和風だけでなくトマト煮など洋風に食べてるほうが多い。オリーブオイルや亜麻仁油の消費量が半端ないけど、材料を安く手に入れているからまあまあなのだろう。

昨日はイワシを買ってきたのだが、トマト煮はちょっと飽きたので、から揚げにするといって、小ぶりのイワシをそのまま頭も内臓もついたまま米粉をまぶして揚げた。ついでに生椎茸を揚げて、キャベツの千切りを山ほどつけた。家に食事係がいるのがありがたいと、食べる係が書いております。

ピクニックと歩行訓練

ゴールデンウィークもほとんど家にいたので、からだに新緑が不足していると、ちょっと遠いけどうつぼ公園へ散歩に行った。窓から見下ろす街路樹のイチョウがいつのまにか枝を広げているのでよけいに誘われた。元気なときは散歩コースだったがここ数年はご無沙汰している。そうそう、ちょうど更年期のときに公園猫30匹くらいに朝ごはんを運んでいた。それぞれ名前をつけた猫たちの出席簿をつくっていたっけ。ちゃんとしまってあるからあとで出して懐かしもう。3年くらいやってた。

お昼ご飯はパスタですませたが物足りない分をサンドイッチをつくって紅茶とともに持参した。車椅子に乗せてもらって地下鉄の四ツ橋駅へ出て地下鉄のホームからは歩き。次の本町駅で下車すると靱公園はすぐである。バラ園に行って日陰を選んで座り、まず食べた。空は青く、白い雲が少し浮かんでいて、小さな子供たちが噴水で水遊びしている。バラは盛りを過ぎていたがまだ見頃だ。腹ごなしに公園内を歩いて、今日の訓練終わり。

公園を出てすぐに前から気にしていたスタバのようなカフェがある。広々してくつろげる雰囲気なのでコーヒーとケーキを頼んでゆっくりした。
あとでツイッターで知ったのだが、今日はケイト・ブランシェットの誕生日とのこと。実は夫の誕生日でもあった。甘いケーキを食べたから誕生日のお祝いはそれでいいことになった。

今年最初のゴーヤチャンプルー

遅い昼ご飯はハムとキュウリのサンドイッチとコーヒー、納豆と刻みキュウリを混ぜた一皿がついていた。簡単ながらうまくてオーケー。納豆は醤油よりオリーブオイルで混ぜたのが好き。
おやつは芋けんぴと黒糖かりんとに番茶つき。
外はすごい雨が降っているが我が家はどこにも出かけない静かな休日であった。メールとSNSで外の人たちとつながっている。

晩ご飯は見た目がご馳走ぽい。といっても実は簡素なもので、日本酒一合をおしゃれな盃で。釜揚げしらすにレタスとトマトがついた一皿、ほうれん草のおひたしに鰹節たっぷり、そしてゴーヤチャンプルー、玄米ご飯、味噌汁だった。
今年最初のゴーヤがうまかった。これからしょっちゅう食べることになるゴーヤチャンプルー、毎日食べても飽きない味。

池波正太郎『剣客商売 十巻 春の嵐』

第1巻は持ってなくて2巻から16巻まであるのを友人に譲ることにしたのだが、名残惜しくてつい読んでしまう。読み方が荒っぽいけど何度も読んだ本だから懐かしくなるような名残り惜しいような気分である。
最初から読みだして短編はそんなに未練が起こらなかったが、昨日読みだした「春の嵐」は長編小説である。力の入った作品で昨夜はほとんど徹夜で読んでいた。ただし明け方から昼ごろまでまた寝たけど(笑)。

江戸時代の話で主人公の父と子、秋山小兵衛と秋山大治郎と二人を取り囲む人たちの武勇と人情の物語である。情けないことに、わたしは日本歴史に弱い。田沼意次は悪人だとなんとなく思い込んでいた。この作品で田沼が先見の明をもった政治家であると知った。ああ恥ずかしい。それで日本史を勉強しようと思ったこともあったのにそのままでいまにいたっている。
いま、また『剣客商売』シリーズ 十六巻まで読み返して当時の世情を知り、その上でやさしい江戸時代の歴史解説本を読んでみようかなと思っているところ。

池波正太郎の本のいいところは食べ物や人情や江戸時代の武士や庶民のことについて勉強できることにある。それと季節の描写にうっとりする。『春の嵐』は今の季節の話だ。先日の大阪の雨を思い出しながら読んだ。雨の降りかたについて江戸時代はこんなんやったかとその細やかさに感心した。いまはそんな情緒はないけど、読んで知って感じることはできる。