ケーキが食べたい

クリスマスケーキは当然食べてない。年末の外食もなしだから当然ケーキのたぐいを食べてない。
午後になって出かける相方にケーキが食べたいといったら、近所にケーキ屋ができたのを知ってるかという。当然知りません。でも年末だから今日は閉まっているだろう、小さい店やからとのことで、その可愛いケーキ屋さんには年が明けてから行くことになった。

それで今日は心斎橋の大丸ポールでケーキ風菓子パンを買ってきてくれた。久しぶりの甘いものがうまい。机の上の小さい缶に入れてあるビスケット類、折口信夫先生にならって置いてある花林糖などよりもずっとうまいおやつで満足満足。
次はうまい和菓子が食べたいなあ。 ここしばらく糖分摂ってないからほしがりの虫がさわぐ。たまにはいいよね。

母の手伝い(わたしの戦争体験記 35)

5年生の一学期中に狭い納屋に母親を中心に一家4人で住みはじめた。毎日学校から帰ると叔母の家の井戸から水を汲んできて大きな陶器のかめに入れておく。その水で母が炊事をするのだった、食器洗いと洗濯と洗顔は横を流れている小川でやった。川の水は1メートル流れるときれいになるのだと家主さんがいった。たしかにきれいだったがうちしか使ってないし。

母は小さな畑を借りて野菜を作りはじめた。お米のほかの食べ物はここの作物で間に合わせたが、たまにいとこが食べ物を土間に放り込んでくれた。

近所の神社に行って杉の木の葉っぱの乾いたのを拾ってきて焚き付けにした。地元の子はそんなことをしないから見られるとちょっと恥ずかしかった。少し歩くと大きめの川が流れていて、秋になると川床に草が伸びたまま乾燥しているのを折ってきてかまどで燃やすのに使った。弟妹が幼いので、母の手助けはわたしの仕事だった。

母は田植えや草取りを手伝いに行っていくらかの現金またはお米をもらってきた。たまに大阪から闇で手に入れた砂糖など送ってくると、それはうちでは食べずに米と交換されるのだった。空襲の前に衣服を疎開させてあったのは順繰りに食べ物に代わっていった。

大阪府に強風・波浪注意報がでている

今日も大寒い。天気予報大好きなわたしはパソコンをつけると「YAHOO! 天気災害」にログイン。「大阪府では、29日明け方から29日夕方まで強風や高波に注意してください。」と赤い文字で出ているのを読むと興奮気味になって細かいところまで目を通す。

昨日も昨夜も寒かったが今日も朝から寒い。お昼過ぎに洗濯機をかけておいて昨日干したのを取り入れて部屋干しに移動。空いたところへ今日の洗濯物を干した。ベランダ仕事は陽のあたる昼間のうちにやっておこうという主婦感覚である。おかげで午後も夜になっても外に出る必要なし。

つい先日、台所の電気と水道のカランを新しくしてもらったので台所仕事が気分いい。このiMacの上の蛍光灯も強力なのに交換してもらった。年齢のせいかいろいろ鈍感になっているので、電気は明るく道具は使い勝手良く暖房はいっそう暖かく。そこそこの暮らしができてありがたい。

ノミ・シラミ(わたしの戦争体験記 34)

髪に櫛を入れて髪の生え際から先まで梳いていく。頭に空気が入って気持ち良い。櫛をしっかり見ると黄色っぽい櫛の節目にシラミがたくさんひっついている。半円形の梳き櫛をおばあちゃんからもらって毎日学校へ持って行った。休み時間に櫛を入れるのが習慣になってしまい、梳いたら点検してシラミがついていたら親指の爪でプチプチと連続殺戮。

春になると暖かいのでシラミは髪から這い出して首筋を降りてくる。シラミは田舎の子にもたかっていたが、われわれ疎開児童の血は新しい味らしくて喜んで吸っていた。下着の縫い目などにひっついていてしつこい。見つけたら悲鳴をあげたのは最初の頃で、慣れたら黙々と両手の親指でつぶしてた。

ノミはその点、飛んで逃げるなど陽気だった。「コーシンチクチクノミガサス」と子供らが叫んだのは、アメリカ空軍の空襲が甲府へまでくるようになったころ。

大阪大空襲のあと母親が弟妹を連れてやってきた。近所の納屋を借りての生活に慣れたころ、ノミシラミの空襲もひどくなった。納屋の壁につってあったゴザなどにも先住の虫たちが住んでいたのだろう。
シラミは大阪でも風呂屋からもらって帰ってナンギしたと姉兄にのちに聞いた。

記憶に残っている先生(わたしの戦争体験記 33)

国民学校の5年間で覚えている先生は一人だけ。5年生のときの担任になった高保先生(男性)だけは忘れずに覚えている。夏休みの間に戦争に負け、1学期では「勝ってくるぞと勇ましく」と歌っていた子供らは二学期になったら民主主義教育を受けることになった。先生がたは大変だったろう。子供たちに教科書を机の上に出させて、都合の悪いところを墨で消すよう指導して大変だった。わたしは意地悪く先生の顔をうかがっていたが、高保先生は子供達を相手に「いままでの先生がいってたことは間違っていた。これから変わっていくぞ」と淡々と告げた。

この時期に子供達を教育していくのは本当に大変だったと思う。男女同権なんてまだ知らない言葉だったけど、高保先生は男女の差別をしない人で女子たちの人気が高かった。

これはまだ戦争中の話だが、あるとき先生が風邪を引いて休まれた。日曜日にK子がT子を誘ってうちにきて、これから先生の病気見舞いに行こうという。珍しく叔母がタマゴを10個新聞紙に包んでくれた。T子は20個の箱入りを持っていた。K子が「うちにはタマゴがない」というので、わたしはふと気がつき、庭の片すみに咲く水仙を切ってK子に持たせた。

先生は水仙を見て、そのお見舞いがいちばんうれしいといった。K子はうれしそうにうなづいた。わたしはK子が「これはくみこさんがくれたづら」というかと思って待っていたが一言もなし。「それはわたしが・・・」としゃしゃりでる度胸もなし。いまだに忸怩たる気持ちを抱えている(笑)。

クリスマスの願い笑

何度も書いているけど、去年の今頃姉の家に夕方買い物して行って晩ご飯をいっしょに食べた帰りにダウンした。それ以来ずっと足腰が不調で難儀している。内臓は丈夫で血液検査を見たお医者さんが「あんたは長生きするよ」といってくれた。声は相変わらずでかいし、大声で笑うので特に電話で相手した人は元気だと思うらしい。関東の兄なんか電話がかかっても自分のことしかいわないから、相槌を打つわたしを元気だと思い込んでいるふしがある。
そうでもないんじゃ笑。
とにかく足腰が達者になってすたすた歩けるようになるのを期待するのみ。ストレッチ頑張る。

ありがたいことに、こどものときから家にいるのが好きで、本さえあればおとなしくしている。長いことミステリファンだったが、最近は折口信夫に傾倒しきって、まだ折口本人の本は恐れ多いが、お弟子さんや研究者の本を読んで周りを固めている。そのうち本の感想を書いていくつもり。今日は女弟子というかものすごいユニークな人の本、穂積生萩『私の折口信夫』を読みふけっている。

監督・製作 ジョージ・ミラー、主演 シャーリーズ・セロン『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』

今夜こそスカッとするアクション映画を見たいなあ、この前のはゲームの映画化で走るシーンばっかりだったから、もうちょっとアクション映画らしいのをと探して見つけた。3年も前のだけど古く感じなかった。
『マッド・マックス』第1作が大好きで、メル・ギブソンの大ファンになって何度も見ている。特に一作目が好き。犬の缶詰を食べるところがおかしくて、いまだに冗談のタネになっている。

今回メル・ギブソンが年取ったから退いて、代わりのトム・ハーディは初めて見たが、雰囲気が似たいい男でよかった。もう一人の主人公フュリオサは女性でシャーリーズ・セロン。きりっとしていて素敵だった。

とにかく、前3作と同じように大掛かりでダイナミックで、あれよあれよのところがいっぱいで満足した。自動車や機械類がいっぱいで近未来的であるが、考えの中心は自然志向で納得できる物語である。
最初から最後まで楽しめた。

怠け者は在宅中

3連休もなんのその、ずっと在宅中である。年末だしどっかへご飯を食べにいこうかと人並みのことを一応考えても、どこへ行っても混んでるしなあと消極的。それよりも家で皿数の多いダンナの料理を食べているほうがいい。

部屋は暖房費をけちらずに薄着で過ごせる暖かさにセットして本を読んでいたらいい。肩こりにはサロンパスを貼って、腰にはカイロを貼って、膝の痛みには湿布を貼って、3時間に一度は体操とストレッチを15分ずつ。その合間にコーヒーを飲みチョコレートをすこーし食べる。

これで22・23と2日間過ぎたので、あと1日も同じように過ごす。さいわい未読本は山ほどある。年末正月も同じように過ごせたらええなあ。

映画『トゥームレイダー ファーストミッション』

すかっとする映画を見たい病にかかっている。理屈のない終わってすかっとする映画笑。

で選んだのが今年公開されたアメリカ映画『トゥームレイダー』。元は世界的な人気のゲームなんだって。わたしはあらゆるゲームと無縁なのでよくわからないが、すごくおもしろい映画だった。

主人公の女性ララは資産家の相続人だが、受け取りを拒否してバイク便のバイトをして暮らしている。ものすごく大きなお屋敷が出てくるので、お屋敷好きのわたしはそれだけでヨシヨシだった。

父親が失踪してから7年、別れの言葉や表情をしっかり覚えているララは、父親の残した隠れ家を見つけ、父が卑弥呼のいる秘密の島を探すために出かけたのを知り、自分も旅立つ。

なぜか卑弥呼が話の中心になっていて、棺桶の中に横たわっている姿が出てくる。

悪い奴がはっきりしていて、暴力行為もさまざまで、あまりこういう映画にもゲームにもふだん縁がないから愉快に見られてよかった。監督 ローアル・ユートハウグ。

新しいメガネ

先週注文した老眼鏡ができあがったと知らせがあったので受け取りにいった。耳にかかるところが黒のプラスチックで見た目もおしゃれでおおいに気に入った。
眼鏡屋さんは話好きでこっちは聞き役。大阪生まれの大阪育ち、アメリカ村のいまはビッグステップになっている中学校に通っていたそうだ。だけど、数年前に思い切って明石に引っ越したそうで、海が見えるベランダで一杯飲む楽しさがなんともいえないとのこと。通勤と比べて夕景をとったわけで通うのに1時間半かかるけどいいんだって。

われわれは「わたしは街の子巷の子」をいまだに変えずに雑踏にまみれて暮らしている。せめてよいメガネで本を読みたい欲求を叶えたいと思っての新しいメガネ。見た目も似合っているそうである。
自分の好みや書評を読んで買った本がたくさんあって、姉の本箱からもらってきた本もあって、ミステリやSFの未読本もいろいろあって、こんなことでけっこう幸せ気分。