長いつきあいの友人と鍋とリュック

27年前に買ったビタクラフトの鍋のふたのつまみが壊れた。百貨店の売り場に持って行って部品を調達中。この鍋はいちばん酷使したもので、あとの3個はまだまだ元気いっぱい働いている。高価だったので覚えているがひとつ20,000から25,000円くらいのを徐々に買っていった。合計10万円を思い切って買ったものだ。それだけ元を取っていると思う。

先日、相方とL・L・ビーンへ買い物に行ったとき、店員さんが「すごいなぁ、レザーリュックじゃないですか」と声をかけてくれた。「何年くらい持っているかな、20年くらいかな」と返事した。リュックの底その他に皮が使われている。最初のは友人がはまっていたアメリカから直接買う通信販売でいっしょに買ってもらった。まだ家にある。レザーのは震災関連の用事で神戸へ行ったときに神戸店で買ったように思う。だったら16・7年くらい前か。

今日2時間ほど寄ってくれたのは45年も前からの友人である。こっちの2人は当時もいまも素浪人だが、彼は最初は大学院生で、何度もヨーロッパに留学し、国立の大学教授になり定年で辞めて名誉教授である。この間に何十回かお土産持参で会いに来てくれた。エディンバラからはモルトウィスキー、バスクからはベレー帽、ベトナムからは銀のネックレス、日本のあちこちの陶芸品、などなど。今日は台湾の茶器セットだった。
夜の会合のために大阪に来たのだが、うちに先に寄るために早く家を出たそうだ。去年の夏を過ごしたイギリスの田舎の話を専門分野からしてもらって勉強になった。夜の話のためのレジュメももらってラッキー。

会話のひとつに、イギリス人やアメリカ人は家の手入れをよくして長持ちさせるというのがあった。イギリスの家なんて古いほうが高価だそうな。
うちは亭主の手入れをちゃんとしているから長持ちしてる(笑)。