皆川博子『開かせていただき光栄です』を読みはじめた

今日はヴィク・ファン・クラブの例会日、1時間早く梅田へ出てジュンク堂へ行った。翻訳ミステリで欲しいのはあるのだが、今日はこっち、皆川博子「開かせていただき光栄です」(早川書房)を買った。今年7月に初版発行の本であちこちで評判が良いので気になっていた。あとは書棚前の散歩をしてシャーロック・ホームズへ行き、さっそく読みはじめた。
いやー、おもしろい。18世紀のロンドンの話でディケンズみたいなの。ギネスとサンドイッチその他をむしゃむしゃ食べながら読み続けた。まるで翻訳小説を読んでいるよう。感じとしてはマイケル・コックス「夜の真義を」が近いかな。
みなさん先月の賑わいで満腹したのかだれもやって来ない。これ幸いと読み出して2時間半。コーヒーを頼んで女主人と雑談するまで読み続けた。
帰ってから相方が本を開いて「翻訳ミステリちゃうん?」と聞く。登場人物表がカタカナ名前ばっかりだからね。この本はこうこうで皆川さんはこういう人でと説明した。ほんまにすばらしい作家がいるものだ。変わった題名だと思っていたが、これしかないよね。
これだけ一生懸命読んでもまだ1/4である。帰ってからは雑用ばかりで数ページしか読めていない。明日から楽しみ〜
(早川書房 1800円+税)