『恋人たちの予感』『スタンド・バイ・ミー』の監督ロブ・ライナーの2014年の作品。不動産業のオーレン(マイケル・ダグラス)は妻の墓参りに行くが、丘の上なので息を切らして悪態をつく。オーレンが所有しその1棟に住んでいる入江のそばに建つ2階建の住宅には、隣りにお節介なリア(ダイアン・キートン)が住んでいる。自己中心のオーレンはその他の住人ともちぐはぐな関係である。
ある日、ずっと音信不通だった息子が来て服役することになったから9歳の娘(スターリング・ジェリンズ)を預かってくれと置いていく。オーレンはどうこどもに接近していいかわからず、リアの善意にまかせてしまう。子どもを仲立ちにオーレンとリアの間は接近する。
娘役のスターリング・ジェリンズが抜群に可愛く、マイケル・ダグラスは不器用だがいいところのある男性で、ダイアン・キートンは涙もろくて可愛い高齢者役がぴったりで、この3人の芸達者に引っ張られて見たようなもの。
ダイアン・キートンの笑顔に『アニー・ホール』(1977)を思い出していた。