昔の知り合いと出会ったような『k u : n e l』

『週刊現代』を買いに行ったら『k u : n e l』5月号が目についた。前号が良かったので迷わずに買った。わたしのお小遣は雑誌代で消えていきそう。でもね、表紙が甲田益也子さんである。一目でわかった。わたしが『アンアン』を買っているころに表紙やファッションページでよくお目にかかっていた。82年から専属モデルだったんだって。
その他、淀川編集長の知り合いや仕事仲間だった人たちだろう、一読者のわたしすら懐かしい人がいっぱい載っている。
その土台の上に新しい人たちによる記事がある。いまを彩る新しいお店の記事や広告がある。天然の山ぶどうの蔓を時間をかけて加工し丹念に編んだ逸品という手さげかごが欲しいと思ったが72,000円ではカンケイない(笑)。

料理記事がたくさんある。エプロン男子の松浦さん「料理をすればするほど、自分が成長し、すてきになっていくように思える、とは言い過ぎでしょうか。料理をすることによって、自分が食べたいものを、自分で作るという自由は、素晴らしき暮らしの経験です。」と書いている。「料理をすれば、たいていの問題は解決する。」とも書いている。
(マガジンハウス 722円+税)