SUBで、竹田さんのギターと石田さんのボーカル

連休後半第一日はいろんなところで催しがあるようだがわたしはSUBへ行った。
今夜は竹田一彦さんのギターと石田裕子さんのボーカル。
「今日は無料のところ(高槻ジャズ・ストリート)があるのに有料のSUBに来てくれてありがとう」というMCではじまった。

ギターとボーカルというプレーンな組み合わせはどんな感じかなと思っていたら、竹田さんのギターはときにドラムのように力強くボーカルを支え、ときには繊細に、変幻自在な演奏だった。
1セット、2セットともに、1曲目は竹田さんのソロで、2曲目からはボーカルが入った。
石田さんの声は低くて気持ちよく久しぶりにジャズボーカルを聞いた気分になった。技巧を感じさせないうまい歌いぶりが気に入った。聞きながらアビー・リンカーンを思い出していた。あのときもいちばん前でアビーの膝とわたしの膝はときどきぶつかっていたっけ。今日はぶつかりはしなかったけど、やっぱりいちばん前に座ってた。続いてカーメン・マクレー(ジャズ喫茶で2回)、ニーナ・シモン(フェスティバル・ホール)と、聞きにいった歌い手の名前を思い出した。3人ともアフリカ系アメリカ人である。石田さんの歌いぶりはこの系統の感じだった。久しぶりにジャズボーカルを聞いたという気になった。

終ってから竹田さんの紹介で石田さんともお話させてもらった。竹田さんは1961年に同じ場所にいたという同志的感覚があって、とってもひいき目に見てくれているから、わたしはトクしてる。石田さんのすごくおしゃれな名刺をもらってラッキー。

終ってから久しぶりに会った男子と少しおしゃべり。おおかたはわたしがしゃべって、彼が相づちをうってくれていた(笑)。そこへ店主でサックス奏者の長谷川朗さんも加わって雑談。このトシになっても男子が話し相手になってくれるのは幸せだわ(笑)。