製作・監督・脚本ウェス・アンダーソン『グランド・ブダペスト・ホテル』

今夜は映画を見たいねと探したらおしゃれなタイトルが見つかった。『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014 ドイツ、イギリス合作)ウェス・アンダーソン監督作品を見るのははじめて。
タイトルにシュテファン・ツヴァイクの名前を見たので期待した。ツヴァイクはずっと昔に家にあった本で読んだことがある。ずっと前すぎて作家の名前だけしか記憶に残っていないが、父親が大切にしていた本だ。お前にはまだ早いと言われたっけ。

最初に美しい山々を背景にしたグランド・ブダペスト・ホテルの全景が映し出される。(ヨーロッパ大陸の東端にあるという仮想の国ズブロフカ共和国が物語の舞台)夢のようにおしゃれな建物にすぐに物語に引き込まれた。1930年代、1960年代、そして現代の3世代のドラマ。
コンシェルジュのグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は徹底した接客の巧さで人気がある。ご婦人方の夜の相手もする。
お気に入りのベルボーイのゼロを仕込んで一人前にしようと教育し、どこにでも連れて歩く。ゼロがまた気の利く子で敏捷に仕事をこなす。
お得意さまの伯爵夫人が殺されたと聞き2人は列車で出発。タクシーで長時間かかって伯爵家に到着する。遺言で高価な絵画を贈られたグスタヴ・Hは遺族から容疑者として疑われ逃げ出す。

スピーディに物語は展開し、ユーモアたっぷりに進展していく。最初と最後に出てくる作家が心に残った。もう一度見てしっかり味わいたい。