ウィリアム・モナハン監督『ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-』

アマゾンプライムでタイトルを見つけて、知っているようなタイトルだなあと検索したら好きな作家ケン・ブルーウンが原作だった。うちに本があるかなと探したら『酔いどれに悪人なし』と『酔いどれ故郷に帰る』の2冊(ハヤカワ文庫)が出てきた。『ロンドン・ブルバード』は新潮文庫から刊行されているが多分持っていない。

この映画『ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-』(2010 イギリス)は一度見た記憶がある。ところが見ながらそうだったと思い出すのだが、その先までは覚えていない。最後のシーンだって、ああこうやって死んでいくんだったと思い出した。いい映画なんだけど深さが足りない感じ、と自分の記憶力退化を映画のせいにしている。

ミッチェル(コリン・ファレル)は傷害罪で3年間服役して出所した。もう裏社会にはもどらないつもりで職を探そうと思っていると、偶然、女優のペニー(キーラ・ナイトレイ)のボディガードを引き受けることになる。ペニーはパパラッチの追いかけに悩まされていて、家から外に出られない。ミッチェルはできるだけのことをして彼女を守る。そんな清潔に生きようとするミッチェルをギャングのボスはしつこく自分の下で働くように勧誘する。
きちんとした服装でしっかりと仕事をするミッチェルにペニーは惹かれる。
最後はなんとなんと・・・こんな最後を迎えるなんて・・・映画の話だけど悲しくなった。

コリン・ファレルはアイルランド出身の太い眉毛が特徴の男前。Tシャツやスエット姿もいいし、スーツを着てもよし。