皮はむかない、あく抜きもしない

家にいるクセがついてしまったみたいで、この3連休もどこへも行かずだった。寝ているか本を読んでいるかの怠け者生活。外食をめったにしなくなったから2食の支度には時間と手間をかけている。基本的に昼ご飯は相方の係で晩ご飯はわたしの係になっている。以前はその日食べる魚を買いに毎日スーパーへ行っていたが、菜食だと買い込んだ野菜を眺めて献立を決める。

いま気に入っている料理の本は、先日も書いた藤城寿美子「玄米食養クッキング」だ。
「皮はむかない、あく抜きもしない——生きた素材を丸ごといただく」という章がある。そうか〜と目からウロコ。栄養的にもだけど、わたしの場合は皮をむく手間が省けてラッキー(笑)。

昨日はレンコン、ニンジン、サツマイモ、カボチャ、満願寺唐辛子の素揚げをした。みんな皮つきでうまかった。今日はレンコン、ニンジン、ゴボウ、サトイモを炊き合わせた。ゴボウとサトイモはタワシでこすった。

「皮はむかない、あく抜きもしない」って人間でいうと、まるで「わたしじゃん」と思うのであった。顔を洗うだけで化粧したこと生まれてから一度もなし。お陽さん向いて笑ってばかりいたから、素顔でそんなことしたらトシ取ってシミになるよと言われた。まさにトシ取ったいまはシミだらけだが、人間そのものはあか抜けていると勝手に思っているのである。