怪しい雲行きと肉食ご飯

春になったらと頼まれていた庭仕事をしに相方と姉の家に行った。うちではベランダ園芸をやめてしまったので、相方にとっては楽しい庭仕事である。わたしは雑草引きと観音竹とかの枯れ葉を切ったりの雑仕事で庭にいた。藤の鉢植えの枝に20本の花が垂れ下がっているのが見事だ。今年は萩が大きな群れになりそう。オニタビラコがたくさん伸びてつぼみをつけている。これは咲くから抜いたらあかんよと言うておいた。どこかから種が飛んでくるんやな。
午後早くは暑いほどの陽射しだったのが、だんだん怪しい雲行きになってきた。生暖かい風が吹いてきて気色悪い。いつもなら8階の窓から眺めているところを、狭いといえども庭にいる。怪しく気色悪いのを心身で楽しんだ。

結局雨は降らず、夕方には片付けてお風呂に入ってご馳走を食べておしゃべりして帰ってきた。ビールに、とりの唐揚げ、焼売、サラダ。日本酒に、マグロの刺身、カツオのタタキ、京都の漬け物。そして巻寿司。焼き菓子とお茶。全部阪神百貨店で買っていったもの。
うちも姉のところもふだんは粗食なので、目をギラギラさせて、うまいなぁと言って食べたのは事実。
でも、ふだんは魚売り場に行かないから魚を買うときのコツというか勘が狂っていて戸惑った。これほんま。そして食べてからいうのもなんやけど、野菜のほうが身に合ってきている。