監督・脚本レオナール・ケーゲル「どしゃ降り」を思い出して

昨日若い友人がツイッターでマイルス・デイヴィスの誕生日なのでと「死刑台のエレベーター」(1957)を紹介していた。わたしはこの映画をリアルタイムで見たので懐かしかった。マイルスの音楽がすごくしっくりしていて、ジャンヌ・モローとモーリス・ロネがすごくよかったのを思い出した。ジャンヌ・モローはしょっちゅう気にしてるけど、モーリス・ロネの他の映画ってなんだったっけ。「太陽がいっぱい」はアラン・ドロンの映画だからおいといて、「マンハッタンの哀愁」(1965)は同じ映画館に2回見に行ったくらい気に入ってモーリス・ロネの名前を覚えた。「ペルーの鳥」(1968)は見たけどジーン・セバーク以外は忘れてる。
大好きな「鬼火」(1963)があるのを忘れたらあかん。「鬼火」は映画館で見て、その後レーザーディスクを買って何度も見た。代表作だと思う。

ロネを検索していたら「どしゃ降り」(1970)が出てきた。今日のテーマはこれっ!て思った(笑)。今年はどしゃ降りの雨が多かったし。
70年か〜 新世界の映画館でこの映画を見た夜は雨降りだった。その頃は南海線岸ノ里の線路脇に住んでいた。雨が降ると湿気がひどい家だった。
映画「どしゃ降り」は男女の愛と憎しみを描いたサスペンス映画だ。(ストーリーを明かしてしまうと)ようやく憎しみの世界から抜け出したとほっとして、明るい海でボートに乗っているロミー・シュナイダーのところへ警官たちがやってくる。どしゃ降りの雨で庭に埋めた男の死体が浮き上がったのだ。