SUBで、荘司幸恵Quartet+1

今年はじめてのSUBである。今日のメンバーは、荘司幸恵(P)、鈴木一郎(G)、財 盛紘(B) 中野圭人(D)、with 城下麻弥(vo)。
荘司さんのピアノをはじめて聞いたのはいま当ブログをさかのぼったら2008年8月だった。そのときは西山さんがチェロで加わっていた。はじめて聞いた荘司さんのピアノが陽気にスイングしていてびっくりした。それがいまや老練さまで感じさせる。財さんは当時18歳で初々しかったがいまや堂々とした共演ぶり。中野くんのドラムははじめて聞いたときから新人と思えない度胸とうまさを感じたが、ますますうまくなっていた。鈴木さんは最初から大人だったからいまも大人で穏やかさが持ち味。つまりとても素敵なカルテットになっている。そこに城下さんのヴォーカルが加わった。
個人的体験からなんだけど、おととしごろまで女性ヴォーカルにちょっと引くところがあった。女性ヴォーカルをあんまり聞きたくないと西山さんに言って「わかるけどな」と言われてほっとしたり(笑)。でも西山さんのまわりの若い女性の歌をそろそろと聞き、また個人的に話をしてたら、わたしの偏見は払拭されていた。みんな素直や〜
今日の麻弥さんの歌は去年聞いたときよりずっと成長していた。ということで、あらあら、今日はみなさんの成長ぶりを楽しんだ日だった。

終わってから30年前からこの店の常連であるA氏と話した。なんと同じ日の反原発デモに行かれていた! 話はハート=ネグリの「帝国」までいった。ああびっくり。この本の訳者のお一人をご存知で、わたしはその方が西梅田公園でデモの前に対談されたのを聞いたことを言ったが、ああ驚いた。