ディアーヌ・キュリス監督『ア・マン・イン・ラブ』

ひどい画面ではあったが「ア・マン・イン・ラブ」(1987)を見ることができた。最初見たときから13年経っているが、やっぱりすごい映画だった。ディアーヌ・キュリス監督のそれから21年経っての「サガン ー悲しみよ こんにちはー」と両方見ることができてよかった。両方ともよかったので満足感いっぱい。

以前見たときに書いてなかったので忘れていたが、グレタ・スカッキ演じるパヴェーゼの恋人役ジェーンがパヴェーゼを演じるピーター・コヨーテと別れて、母が亡くなった実家で恋の経験を書き出す。実らないとわかっているからよけいに激しく燃えた恋。結末を知っているのに心配しながら見ていたから、書くことで乗り越えていく彼女にほっとした。

いい映画だったなあ。ハリウッド俳優がパヴェーゼになりきって神経を張り詰めていて、恋人役女優に惹かれていくところがなんともいえずよかった。その妻の元ハリウッド女優が突然やってきて嫉妬に燃えるところもすごくよかった。