イタチの子

久しぶりで姉のところへ行った。通る道で家の前や公園で曼珠沙華をたくさん見かけた。そして、そろそろ金木犀の季節がはじまりそう。姉の庭には萩が咲きかけていた。
大丸地下で大阪寿司やら京都の漬け物やら黒船のお菓子などを買っていった。みんなうまかったけど座して食べていたらどうなるやら(笑)。

食べながらおしゃべりしていたら、縁側のガラス戸が開いたところに可愛い動物が・・・縁石の上に立って縁側に手をかけている子猫くらいの子。あれっ、イタチとちゃうかな、平気やなと言うているうちに去っていった。数分後にまたきた。好奇心が強いのかと思ったが、どうやら半野良猫の縞太郎の猫ご飯の匂いにつられたらしい。姉がこの子にもご飯をやろうかと言うので、食べてるときに縞太郎が帰ってきたら血ィを見るでととどめた。
結局5回くらい行ったり来たりだったのだが、最後はほんまに上がってきそうだったから、意に反したが追い出した。それからちょっとして縞太郎が帰ってきた。匂いを嗅いでいやーな顔をして、ご飯を食べずにイタチが走っていった先を調べにいった。

子どものころは道を横切ってイタチが走るのをよく見た。「ネコがネズミとってイタチが笑う、ほいほい」とはやしたものだ。最近も夜中に街を歩いていると見かけることがある。いつもフルスピードで正面からの顔なぞ見たことがない。生涯に一度のイタチとの対面だった(笑)。