グレン・フィカーラ/ジョン・レクア監督 ジュリアン・ムーア主演『ラブ・アゲイン』

心温まる映画が見たいなと探してジュリアン・ムーアだからと期待した。笑って見終わったがちょっと柔らか過ぎ。まあ予備知識なしで見たんだからしかたない。テレビドラマを見ているようでお腹の底から笑えなかった。達者な俳優がたくさん出ているのにもったいなかったなあ。

10代からつきあって結婚して浮気もせずにきた40代の夫婦だが、妻エミリー(ジュリアン・ムーア)が同僚(ケビン・ベーコン)と浮気したのを知って、夫キャル(スティーヴ・カレル)が責め離婚にいたる。裕福そうな家には妻と子供2人が残る。
キャルはバーでナンパしようと頑張るがダサくて相手にされない。それを見ていたかっこいい男ジェイコブ(ライアン・ゴズリング)が手取り足取り指導してようやくナンパ方法を会得する。でもなかなかうまくいかないもので、これでもかと笑わせる。
ジェイコブのほうはプレイボーイだったのに若いハンナ(エマ・ストーン)にメロメロになる。ハンナが失恋したのに同情して家に連れて帰ったのだが、ふたりがくっつくところが笑わせる。

芸達者な俳優が揃いいっぱい笑わせてくれて楽しい映画なんだけど、あまりにも上手くいきすぎるところにモンクをつけたくなった。