リチャード・リンクレイター監督『ビフォア・サンセット』を再び

ビフォアシリーズの2作目。前作『ビフォア・サンライズ』から9年経った設定で出演者も9年経って同じカップル、ジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジェリー・デルピー)である。
今回もすごくよかった。内容がわかっているだけに見方が深まった。ジェシーの「パリのアメリカ人」的なちょっと田舎者のようなところと、セリーヌのおしゃれなパリジェンヌ的なところがとてもよい。

ジェシーは9年前の出来事をテーマにした小説を書き、作家として認められて、いまパリの書店でサイン会が開かれている。一人の女性ファンが事実かと突っ込んで聞くのがおもしろい。話しながらセリーヌが来ていることに気がつく。セリーヌはこの書店の常連でジェシーがパリに来ているのを知り立ち寄ったのだ。
飛行機の時間がせまっているけど、少しだけと書店の人にいって二人はカフェに行く。歩きながらもお店でも話がつきない二人。店が手配してくれた車に迎えに来てもらい、しゃべりながら結局はセリーヌの住まいまで行く。
セリーヌの部屋のインテリアが素敵。ジェリーはセリーヌに歌をうたってと頼み、セリーヌはギターを抱えて歌う。
最後に部屋でかけるニーナ・シモンの歌が素敵。