名文を暗唱、夏目漱石『虞美人草』

今日は気分が重いというよりからだが重かった。足が重くて散歩に出かけるとかやる気が起こらない。それで掃除をしたり片付けをして少しは体を動かそうと気を使った。食べる元気は衰えないから困る。
昨日の日記を読み返すと精神的疲れがかなりある。『リンバロストの乙女』を読んでも解決できないのなら『秘密の花園』か『ジェーン・エア』を引っ張り出すか(笑)。

もひとつ対策を考えなくっちゃということで、姉への電話を愚痴を聞くばかりでなくこちらから話しかけて少し建設的にできないかなと考えた。
さりげなく本を読む話に持っていったら、いま朝日新聞に漱石の『我輩は猫である』が連載されているという。姉は『猫』よりも『三四郎』のほうがおもしろいと話し出して、『虞美人草』の出だしがすごい名文やでと暗唱したのには驚いた。その調子で『小公女』のセーラが可愛いとか、ミンチン女史が好かんとか、大笑いで今日の電話は大成功。明日は『あしながおじさん』かな(笑)。思いつきはいいがネタがすぐに尽きそう。
本を読めなくなったと最近言い出して、ずっと買っていた芥川賞作品が出ている『文藝春秋』を買わなくなっている。またさりげなく買って行こうかな。