P・D・ジェイムズさんがお亡くなりになってさびしい

大好きな作家 P・D・ジェイムズが11月27日にオクスフォードで亡くなられた。94歳だった。
わたしがP・D・ジェイムズの本をはじめて読んだのは2010年の4月だから、まだ4年半しか経っていない。いま一番好きな作家を聞かれたらP・D・ジェイムズと言う。おっ、レジナルド・ヒルと同じくらいにと付け加えるか。ヒルを読み出すのが遅かったがジェイムズはもっと遅かった。

大阪と東京と離れているけど宅急便のおかげで本の貸し借りを頻繁にしているヴィク・ファン・クラブの会員Sさんに「秘密」をお借りしたのが最初だ。ダルグリッシュシリーズの最後の作品で、読むなりエマとダルグリッシュの間柄に魅了された。殺人事件よりも「高慢と偏見」を読んだときのような恋愛小説気分だった。最初の記事のタイトルが「下世話な興味 エマとダルグリッシュ」なんだから(笑)。

「秘密」を読んでから図書館で棚にあった本5冊を借りた。それを読んでひと休みしていたらずっと休んでしまい、それから2年は空白。
2012年に姪の本棚で亡姉の遺した「女には向かない職業」を見つけた。なつかしく読み出したら最後のほうにダルグリッシュ警視が出てきた。ずっと昔の女性探偵全盛時代に読んでいたのだが気にしてなかったのね。なぜか現代イギリスのミステリを頑なに読んでいなかったのが悔やまれる。P・D・ジェイムズとレジナルド・ヒルを読み出すのが遅かったのが恥ずかしい。

「女には向かない職業」でダルグリッシュ熱が再発して「ナイチンゲールの屍衣」と「死の味」を読んだ。そのあとに「高慢と偏見、そして殺人」が出たのだった。P・D・ジェイムズの新訳を初めて買ったのに、この本が最後の本になった。もう新訳が出ないと思うとさびしい。
今年の夏にコーデリア・グレイが主役のもう1冊「皮膚の下の頭蓋骨」(ここではダルグリッシュは会話の中に出てくるのみ)を読んで、さあ ダルグリッシュ!という感じで、第1作から読み出した。ダルグリッシュシリーズを全部読んだとようやく言えたばかり。
ここまできたら全作品を手元に持っていようと(再読もしたいし)、いまアマゾン中古本で「神学校の死」と「殺人展示室」を注文中。あと2冊頼めば全册揃う。