今夜のご飯は『剣客商売』

晩ご飯は大根の炊いたんと薄切りの蓮根を炒めたんときんぴら牛蒡で焼酎の湯割りを呑み、玄米ご飯と里芋と車麩の味噌汁と梅干し、そのあとに三年番茶だった。
「おはるみたいやな」と自然に言葉が出て、久しぶりに「剣客商売」を思い出した。相方に言わせると野菜を買ったところから、おはるの世界だったそうな。古い民家の玄関口に棚や台をつけたような店で商っている。まるでおはるが実家で笊に入れてもらったような野菜をリュックで運んできた。

そしたら「剣客商売」を読みたくなり、本棚を探したが見つからない。16冊まとまっているので、箱に入れて押し入れに仕舞ったのかも。押し入れまで探す気がないので、当ブログのカテゴリーから「池波正太郎」を探したら、あった、あった、「剣客商売」最後の16冊目まで書いてあった(2004年1月から6月)。それを全部読んで一応満足できた。書いておくものだなあ、日記。

「今日は妙に冷える。おはる。夕餉(ゆうげ)は、油揚げ(あげ)を入れた湯豆腐(ゆどうふ)にしておくれ」(15巻「二十番斬り」)