予備知識なしで見はじめたらすごい大掛かりな映画でびっくりした。「2012」(2009)はマヤ文明の予言による世界の終焉を映画化した作品だった。ローランド・エメリッヒという名前は知っていた。フィルモグラフィを読んでいたらけっこうテレビで見ているのに気がついた。
※テレビを捨ててからテレビ放映に縁がなくなったし映画情報はメルマガとツイッターになってしまった。
おもしろい映画なんだけど、これでもかこれでもかとクライマックスがあって疲れた。最後の予想はつくけど、それまでにまだあるのかと驚かせてくれて、またそれにのってほいほいと見てしまった。上映時間158分。
大作に向いてないように思えるジョン・キューザックが主役。わたしは「すてきな片想い」(1984)で彼を好きになった。汚いTシャツの上によれよれのレインコートをひっかけた姿がよくて真似したくらい。30年も前のことだけど(笑)。「グリフターズ/詐欺師たち」もよかった。主な出演作品の表を見たらテレビでが多いがたくさん見ている。どれも〈好いたらしい男〉である。
「2012」でも家族を愛する売れないSF作家でリムジンの運転手をしいている。妻と娘と息子とともに災厄に立ち向かう。勇気あるいい人の役を自然にやっててやっぱりステキ。